非テンプレ長編作品が、完結後半年でブクマ100人超えたので語ります
祝・ブックマーク100人超え!
こんばんは、雨日です。
今日は近所の紅葉の名所に行ってきた。
・・・が、見事に散っていた。
風が吹くたび、枝だけになった木々がカサカサと鳴るばかり。
一時間ほど、車に乗って、帰宅した後に気づいた。
「あれ、自宅周辺のほうが紅葉キレイじゃない?」
今日は、完結して半年 ブックマークが100人超えたことについて書く。
◇ 完結して半年。処女作のブックマークが100人を超えた
つい先日のこと、数字を見たとき、震えた。
ブックマーク100、ついに3桁!嬉しい。
雨日の小説はPVのわりにブクマやポイントが低い・・・と自分でも分析している。
1日に4000〜6000PVあっても、ポイントが数点の時があった。
なんでポイントがつかないかって?
知らない。
雨日も知りたいよ!(涙目)
◇ 尖った100人
雨日の処女作のPVは、15万3千。
だいたいこのくらいのPVなら、ブクマ300〜600が多い。
中には1000人を超えている人もいる。
そういう人たちから見れば、鼻で笑われる数字かもしれない。
雨日の処女作は、
50万字の長文連載。
テンプレ要素ゼロ。
心理描写と政治が濃い、というか濃すぎる。
群像劇(一人称書けない)
読むとわりと疲れる。(←ライト層はまず離れる)
そんな作品を、読んでくれる人が100人。
これはもう、本気の読者様だと思っている。
ありがとう。
本音を言うと、
できれば全員の手を握って挨拶に伺いたい。
(ただの怪しい人になってしまうので我慢する)
◇ 完結して半年。
完結直後のブックマークは三十六人。
(雨日を支えてくれた神々である。ほんとに。)
そこから、半年かけて――
じわじわ、じわじわ・・・そしてついに 100人。
喜びのあまりエッセイに書こうとした瞬間、
「ここで書いたらブクマが剥がれるのでは?」
という謎の恐怖に襲われ、投稿ボタンに指が震えた。
いわゆるフラグってやつ?
でも、つい最近、“101人” になった。
これは、もう書いていいよね?
(小心者なので、後押しが欲しかった)
半年かけて、そっと増えてくれた100人。
その気配を感じられただけで、胸が温かくなる。
本当にありがとう。
◇ 読まれなくても最後まで書く。
これは、雨日の作品の特徴かもしれない。
連載中は、本当に読まれない(泣)
反応がなくても書く。
まるで空に向かって叫んでいるみたいで、本気で孤独。
「誰も自分の作品なんて読んでくれない」
そんなふうに思って、部屋の隅で三角座りしたくなる気持ち、わかる。
痛いほどわかる。
「こんなことして、何になる? 仕事だって忙しいのに」
そう愚痴りたくなる夜もあった。
それでも。
評価がなくても、反応がなくても、
**完結直後にブクマしてくれた三十六人の“神々”**が、
雨日の作品を楽しみにしてくれているなら、やめる理由がなかった。
諦めずに書き続けて、(50万文字は長すぎる)
ひとりで背中を押しつづけて、
最後まで完結させたからこそ――
今、100人突破の喜びを味わえている。
あの日、部屋の隅で三角座りした自分に
「書き続けろ」って言ってあげたい。
◇ 幸せな時代に生きている
これ、有名な話。
あの人気少年漫画誌「ジャンプ」の世界。
ジャンプは人気投票(読者アンケート)至上主義で、
掲載順はその結果でほぼ決まる。
人気作は前方へ。
人気が落ちると、どんどん後ろへ。
そして後ろが続くと――“打ち切りコース”。
物語は、容赦なく幕を下ろされる。
漫画家デビューの裏側には、さらに厳しい現実がある。
漫画家志望に担当編集がついても、自分の好きな作品を自由に描けるとは限らない。
コンテスト用の原稿も、担当の「OK」が出なければ出品すらできない。
つまり、“漫画家の卵”であっても、
描きたいものより 編集が望むものを描かなくてはいけない場面がある。
締切前の空気を、間接的にだけど肌で感じる機会がある。
それでも必死に努力して、ようやく掴んだ連載チャンス。
・・・なのに、待っているのはランキング地獄。
毎週の読者アンケートが怖い。
どれほど才能があっても、アンケートで負ければ終わる。
◇ 良い時代に生きている
商業出版の世界は、過酷だ。
その空気を、少しだけ身近で感じてきたこともあって、いつも思う。
好きなものを自由に書けるって、なんて贅沢なんだろう。
もし雨日の作品をジャンプで掲載したら、
間違いなく、あっという間に撤退だ。
「私の争いはこれからだ!」
・・・そんな無念の台詞を残して、強制終了される未来が見える。
でも、小説家になろうは違う。
読まれなくても、評価がなくても、
ネチネチと、好きな世界に没頭できる。
政治も心理も重たくても、誰にも止められない。
そういう場所がある。
そういう自由が許されている。
今って、本当にすごくいい時代だと思う。
そして、その時代に雨日の物語を拾ってくれたあなたがいる。
だから雨日は、これからも書く。
読んでくれる人がひとりでもいる限り。
そして、100人もの方が待っていてくれたなら——
もう、やめる理由なんてひとつもない。
・・・そんな三十六人の神々に支えられた処女作はこれ。
重いです。長いです。でも、大事な物語です。
『秘密を抱えた政略結婚 〜兄に逆らえず嫁いだ私と、無愛想な夫の城で始まる物語〜』
https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
<完結>




