誰にも共感を得られないエッセイを書いた結果
誰にも共感を得られないエッセイだったらしい。
おはようございます。雨日です。
休日になると、なぜか3時に目が覚める。
昨夜は、自宅周辺にクマが出た。
ヒトより獣のほうが多い土地で暮らしている。
たぬきは空気のような存在。
キツネは、人見知り強い。
鹿は薔薇を食べるから嫌いだ。
猪は美味しいから良しとする。
けれど、クマは怖い。
ゴミを捨てるだけでも、ビクビクする。
この文章は、『秘密を抱えた政略結婚』シリーズを「小説家になろう」で執筆した、
ライトノベル未経験の作者・雨日の創作記録です。
今日は獣の話を書くわけではない。
『1日3歩進んでるから、さっさと更新することにした』について書く。
◇誰も共感を得られない そんなエッセイを前回更新した
前回、更新したエッセイを読んだ家族が言った。
「全く共感を得られない」と。
「エッセイって、共感が大事なんだよ」
「でも、雨日のエッセイって、誰も共感できないよね」
えっ!
このエッセイを読んでいる読者様は、
同じく、小説を書いている人だと推測する。
わかってくれるはず!
前回のエッセイを3行でまとめると、こんな感じだ。
新連載スタートと同時に、鬼のように書きはじめた。
ストック42話、11万8千字。
冬と繁忙期に負けたくないから、今日も書く。
これだ!これ!
日々の業務と執筆を両立している読者様なら共感を得られるはず!
たぶん・・・わかるはず。
◇ なろうに共感は数%しかいないらしい
「普通の人はな、そんなにストック(下書き)は書かない」
家族が真顔で言う。
「一話に数日かけるのが普通なんだよ」
「雨日の感覚は、もはや狂気。誰も共感できない」
・・・そうか? そうなのか?
呆然とした雨日を見て、家族は少し考える。
「まあ、共感を得られるとしたら“除雪が大変”くらいだな。
でもそれ、なろう読者のうち数%くらいしかいないぞ」
やめてくれ、刺さる。
だが家族の指摘は止まらない。
「ていうかさ、44話もストックあるのに、なんで一日一回しか更新しないんだ?」
「どんだけ出し惜しみしてんの?」
・・・いや、違う。
出し惜しみじゃない。備蓄だ。
冬が来るんだ。
◇スランプのために書く!
「雨日、今日は何万文字書いた?」
家族が聞いてきた。
この日は調子がよかった。
まとまった時間が五時間ほどあった。
「二万三千文字」
「じゃあ、いいだろ。もっと更新しろよ」
「ダメだよ! だめ!」
思わず声が出た。
「いつか、スランプになるかもしれない。だから、ストックは必要なんだ」
家族は呆れ顔でため息をついた。
「・・・病気だな」
「あの歌にもあるだろ? 三歩進んで二歩下がるってやつ。
雨日の場合は一歩進んで三歩進むだ」
それ、止まらないだけじゃないか。
いや、たぶん合ってる。
◇ ゆとり 大切!
「今ですら展開が遅い。ストックを放出しろ。とっとと出せ」
家族の声が飛んだ。
いや、雪が。繁忙期が。スランプが。
断片的に説明を試みる。
前回の連載は六十万文字。
一日二話更新で、半年で完結した。
でも、もうそんな時代じゃないんだよね。
ワークバランスって知ってる?
人間らしい暮らしをしたいのだ。
ゆとりってやつ。
「そのためには、一日一話更新がベストなんだ」
「じゃあ、空いた時間に何をするんだ?」
「短編を書いて、エッセイ書いて、ブログ書いて、新聞用の原稿を書く」
家族は即答した。
「それこそ、全く共感が得られない。
ワークバランスって言ってるけど、書いてるだけじゃないか」
・・・言われてみれば、そうかもしれない。
けど、それが雨日の“ゆとり”なんだ。
◇ 共感ゼロの停戦協定
協議の結果、決まった。
週に二回、一日二話の更新。
木曜日と日曜日。
それ以上は、だめ。
ストックが消える。
命が尽きる。
小説が毎日更新できないことは、クマに出会うのと同じくらい怖い。
「このエッセイも、誰も共感できないよ」
家族はそう言った。
・・・そうかもしれない。
でも、一人くらいはいるだろう。
この、なろうの海のどこかに。
この1年間に書いた小説
連載中
**『秘密を抱えた政略結婚 ―血に刻まれた静かな復讐 禁断の恋が運命を変える―』**
https://ncode.syosetu.com/n9067la/<現在、ストック45話>
*『秘密を抱えた政略結婚 〜兄に逆らえず嫁いだ私と、無愛想な夫の城で始まる物語〜』**
https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
<完結50万文字>
*『秘密を抱えた政略結婚2 〜娘を守るために、仕方なく妾持ちの領主に嫁ぎました〜』**
https://ncode.syosetu.com/n0514kj/
<完結60万文字>




