テンプレを使わなくてもランキング1位になった
こんにちは。雨日です。
このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、小説家になろうで
書きたいものを書いた経験について書きます。
◼️テンプレを使わずに小説を書き始めた
雨日が初めて書いた小説、
「秘密を抱えた政略結婚〜嫁ぎ相手は再婚、子持ち、
貧しい領主、寡黙で無表情な美男〜」
テンプレ0の小説だ。
なろう界に詳しい家族は、
「これはなろう作品ではない。ただの読み物だ。
普通の小説を書いたら駄目。読まれない」
そう言い切った。
家族のアドバイスを全無視し、
47万文字を書き上げ完結させた。
テンプレなしでも、予想以上に読んでもらえた。
5月14日 現在、PV数は95770
処女作、しかもテンプレなしの作品にしては手応えを感じた。
もちろん、ランキング上位の作者なら鼻で笑われる数字だ。
そして、同じ作品でもカクヨムでは惨敗している。
それでも、雨日は手応えを感じた。
◼️続編を連載する!
処女作の続きを書こう!
これは第一部(その割には47万文字)なのだ。
読者から、罵詈雑言を言われたら書かないつもりだった。
けれど、そのような反応はなかった。
・・・逆に考えると、反応がある作品は人気がある証拠だと思う。
連載を決めた直後に、
策略家の雨日は、小説家になろうの作風を意識した。
◼️ なろう系の長いタイトルにしたのだ!
なろう歴=執筆歴の雨日なりにタイトルを考えに考えた。
タイトルって難しい。
なろう系のタイトルは、ほぼあらすじだ。
あらすじを書けば良いのだ。
15話ほどストックを作り、早速連載を始めた。
「連載を始めた」
家族には事後報告をした。
「このタイトル何?」
早速、家族から指摘がきた。
「秘密を抱えた政略結婚 〜夫を殺した憎い兄と同居、そして再び政略結婚 相手は25歳年上 妾3人持ち〜」
雨日が全力で考えたタイトルだ。
何か?
澄ました顔で質問をした。
「このタイトルでは読まれない」
家族は呆れたように話す。
家族は説明した。
小説家になろうの読者は、「テンプレ+ちょっと他と違う作品」を求めている。
オリジナルが強すぎる作品は読まれない。
サラッと読めてストレスを感じさせない。
そんな作品が良いのだ・・・と。
このタイトルでは、それを微塵も感じない!
テンプレ臭ゼロ!
◼️老人と結婚させて異世界恋愛なのか?
家族のツッコミは続く。
8話くらいを読み進めて質問をしてきた。
「おい。主人公はいつ政略結婚をするのだ?」
「第2章から。あと14話くらいかな?」
「は?!それでは展開が遅い!」
小説家になろうは、展開が遅いのは受け入れない。
主人公の葛藤や悩みは一言くらいで終わらせ、さっさと話を進めるのが好ましい。
これが鉄板らしい。
雨日は暗く展開が遅い話を書き続けている。
家族の質問はまだ続く。
「おい。再婚相手って何歳なの?」
「59歳」
家族は唖然とした。
「小説の世界では平均寿命が50歳くらいなの」
雨日は説明する。
「老人と再婚させて、異世界恋愛ジャンルなのか?」
「そう」
◼️今回の作品も非テンプレ
「それじゃあ、ダメだろう」
家族は言い捨てた。
処女作は、20歳のヒロインに23歳の美男だ。
それを今回は・・・59歳?
それじゃあ、読者にとって没入感は得られない。
「雨日・・・。お前は心理描写を書くのが上手なんだ。
老人との再婚話を書くより、テンプレを書いた方が絶対に読まれる」
家族の声は震えていた。
異世界恋愛なら、シンデレラのような「ざまぁ」を書くんだ。
悪徳令嬢を出すのだ。
恋のライバルをウジャウジャ出して、三角関係を作れ!
定番は強い。
読んだ後に爽快感が残る作品が人気なのだ。
◼️ ランキング1位をとってみせる
家族の意見は聞いた。
聞いたのと理解したのは違う。
書いている作者自身が「つまらん」と思って書いたら楽しくない。
頭の中にある完結を目指して、雨日はテンプレ0の小説を書き続けた。
家族の指摘どおり、PV数はパッとしない。
それでも、理解ある少数の読者様が評価やブックマークをしてくれる。
これが小説家になろうの懐の広さなのだ。
すごい。
蓼食う虫も好き好きってヤツだ。
低い数字を見ても「仕方がないな」と思う。
前作も10万字を書いて、総PVは6355なのだ。
今回も、そのペースで完結まで走り切る!
今に見てろ!
ランキング1位をとってみるぞ!
雨日は執筆活動に励んだ。
そして・・・
◼️ランキング1位をとったのだ!
ランキング1位を達成した。
今日は週間で1位だ。
日間では2位!
月間では4位!
四半期では22位!
すごい!
・・・けれど、これは異世界恋愛ジャンルのランキングではない。
エッセイランキングなのだ。
しかも!心血を注いで書いた小説ではない。
息抜きに書いたこのエッセイが1位をとったのだ。
「え?なんで?」
思わず声が漏れた。
◼️ ランキング界の僻地
ランキングに入るまで、エッセイランキングがあることを知らなかった。
ランキングといえば、
日間総合ランキング、異世界恋愛ランキング、ファンタジーランキングが王道だ。
寿司で例えるのなら、マグロ、ブリ、サーモンだ。
エッセイランキングは、その他の部門に入っているので、その存在感は薄かった。
寿司で例えるのなら、カルフォルニアロール。
「美味しいけれど、メニューに載ってないなら頼まないよね」
そんな感じの立ち位置だ。
◼️ ランキング1位の世界
カルフォルニアロールでも1位は1位だ。
ランキング上位の世界はどんな感じなのだろうか。
家族もほんの少し興味があるようだ。
雨日はアクセス解析を眺めてみた。
雨日は過去に、数回だけ王道のランキングに滞在していた。
(その後、速やかに排出された)
ランキングに掲載されると、PVに変化があるのだ。
結論を書くと、エッセイランキング上位でも、そんなにPV数は増えない。
増えないけれど、更新しなくても穏やかにPV数が維持されている。
これはランキング様の効果なのかもしれない。
◼️ エッセイはポイントが入りやすい?
エッセイを書いて1番驚いたのは、ポイントが入りやすいことだった。
このエッセイは、4話しか書いてない。
毎日更新ではない。
連載が優先だ。
それなのにポイントは110ポイント!
ブックマークは8件。(ありがとう!)
底辺世界の雨日にとって驚異的なスピードだ。
100ポイントは苦労して、回数を重ねて得るもんなのだ。
過去の作品と比べて、ポイントの加速が早い!
一方、老人との結婚(まだそこまで至ってない)小説は、
心血注いで毎日更新、今日で14回目。
それなのにポイントは30ポイント!
ブックマークは5件(ありがとう!)
この差は何?と思う。
エッセイだからなのか?
テンプレではないからなのか?
老人がヒロインの相手だからなのか?
原因は全部だと思う。
◼️ とにかく目標は達成した
当たり前だけど、1位は1人しかいない。
テンプレなしでも1位は取れたのだ。
この貴重な経験を糧に、今日も小説を書く。
「小説をやめてエッセイ1本にしろ。雨日は釣り堀を間違えている」
家族は指摘している。
それでも筆を止めない。
行動なくしては、人生が変わったり理想を形にすることはできないからだ。
次回のエッセイは、「小説を書いていることを告白する?1日18PVの時に宣言 10万PVを達成したら友人に小説を書いていることを告白する←今 9万5千 宣言した自分を呪う」
◼️今日のまとめ
テンプレなしでも1位は取れる!
ただし、エッセイジャンル。
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テンプレ0の処女作
兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。
▶︎ https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
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老人との恋愛
『秘密を抱えた政略結婚 〜三人の娘を守るため、妾のいる25歳年上領主の妻になりました〜』
連載中です!
▼ 続編はこちら:
https://ncode.syosetu.com/n0514kj/
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