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<小説裏話>「ドラえもん相手の方がマシ?」家族からの衝撃アドバイス

自分が描いたキャラクターよりーーあの猫型ロボットの方が良いなんて 


おはようございます。雨日です。


三連休明けの火曜日 いかがお過ごしでしょうか。


このエッセイは、ライトノベル未経験の著者・雨日が「小説家になろう」で

物語(『秘密を抱えた政略結婚』シリーズ)を書き始めた記録です。


今日は、家族が指摘 自分の作ったヒロインのお相手がドラえもんの方が良いと言われた話をかく。 


◼️連載中の小説、調子が良い 


牛歩のように展開が遅かった物語が、急にチーターみたいに早く進みはじめた。


牛からチーターになったので、読んでくれる読者様が増えてきた。


調子に乗っている雨日に家族は指摘した。


小説の設定がダメだと。


主人公は34歳女性(最近35歳になった)。


前夫とは死別。


残された子供のために政略結婚をする。


愛のない結婚。


ここまでは、なんとか物語としての形は保っている。(らしい)


問題はその先。


主人公のお相手は25歳年上の59歳。


その世界では50歳が平均寿命。


それで59歳。(お相手も最近60歳になった)


もう、完全なる高齢者。


現代感覚では、後期高齢者だ。


そして、後期高齢者にライバル心を燃やす相手は45歳。


高齢者とおじさん、35歳女性の歪な関係。


「設定がダメ!全く!」

家族は指摘する。


「そんなことない」

雨日は片意地を張る。


今更、相手は変えられない!だって連載は50万文字を突破した。


完結は60万文字。


もう無理だ。変えられない。


後戻りはできない。


今は多種多様な時代だ。


けれど――「小説家になろう」では、揺るがないものがある。


それは テンプレ だ。


テンプレ以前の話になるのだが、読者が本当に読みたいのはどんな物語だろう。


老人との恋愛か? いや、やっぱり若者の方が人気だろう。


その指摘を受けても、雨日はただ目を逸らすしかできない。


動いている連載は、もう止まらないのだ。


◼️ 相手はドラえもんにしなよ


「雨日よ、よく考えろ」

家族は容赦なく続けた。


「ドラえもんに登場するスネ夫・のび太・ジャイアンに迫られて、心ときめくか?」


ーーときめかない。


漫画とはいえ、あの三人は恋愛対象外だ。

のび太は気合が足りない。

スネ夫は鼻持ちならない。

ジャイアンはイケメンでもないのに俺様すぎる。


選べるわけがない!


家族はさらに畳みかける。

「雨日の小説も、似たようなものだ」と。


つまり――読者が「この人とは恋したくないな」と思うような相手と、物語が進んでいる。

応援できるか?

自分ごとのように感じられるか?


しかも、その相手は 年をとったスネ夫とのび太とジャイアン みたいな存在だ、と。


ーー選べるか!?


「それなら、歳をとらないドラえもんが相手で良いだろう」

家族の爆弾発言に、雨日は固まった。


主人公は金髪碧眼の美女。

その相手が、まさかのドラえもん!?


家族は真顔で続ける。

「むしろ、その方が小説として夢がある」


結論。

主人公は59歳の領主よりも、ドラえもんと結ばれた方がいい。


異世界すぎる。

いや、小説のジャンルは「異世界恋愛」だから、不思議ではないのかもしれない。


◼️小説は読者に夢を与えるもの


小説は読者に夢を与えるものだ。

ページをめくり、文字を追ううちに、その世界に浸っていく。

主人公と一体になったような気持ちになる。


それは――勇者だったり、最強チート持ちの転生者だったり。

ときには、辺境の地でスローライフを送る農夫だったり。

あるいは、溺愛される令嬢や、逆ハーレムのヒロインかもしれない。


なろうのテンプレは、そんな「別人格になれる夢」を形にしたものだ。

読者は「自分がそうだったら」と想像し、その快感を味わう。


女性読者が夢見るのは――やっぱり 若くてイケメンな男性からのアプローチ。

次々に言い寄られる、まさにシンデレラのような展開だ。


「これぞテンプレ!」

そう叫びたくなるほど、夢のような物語。


一方で、雨日が書いた小説は・・・。


後期高齢者や曲者ばかりがヒロインに求婚してくる。


需要がない。

読者の心に刺さらない。


それが現実だ。



設定がダメだった。

テンプレ以前の問題だ!


けれど――それでも。


雨日の小説を最後まで読んでくださった読者様には、こう思ってほしい。

「この相手でよかった」と。


たとえテンプレから外れていても、

テンプレを裏切ってでも届けたい夢が、雨日にはある。


60歳のヒーローを書き切る!


ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

もし「60歳ヒーローってどんな物語?」と思ってくださった方がいたら、こちらがその小説です。


『秘密を抱えた政略結婚〜娘を守るため、仕方なく妾持ちの領主に嫁ぎました〜』(現在連載中・パート2)

▶ 1日2回更新中・完結まであと1ヶ月



読者の皆さまに「この相手でよかった」と思っていただけるよう、最後まで書き切ります!

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