<小説裏話> 短編は惨敗、でも連載PVが4倍になった話
短編を書いてみた。それは、やっぱりネチネチと。
こんにちは。雨日です。
エッセイを書いた後に、出勤をする。
少し焦りながら書いている。
このエッセイは、ライトノベル未経験の著者・雨日が「小説家になろう」で物語を書き始めた記録です。
今日は、「短編に初挑戦 書いたものは、やっぱりテンプレじゃなかった件」について書く。
◼️ 短編という未知の世界
連載中の小説が佳境を迎えている。
一話、一話が重く、辛い展開に書きながら号泣する日々だ。
気分転換をしたくなった。
・・・とはいえ、雨日の気分転換は、散歩したり、ネットサーフィンをするわけでもなく、
テレビを見るわけではない。
書いて気分転換をするパターンが多い。
雨日が手を出したのは「短編小説」
小説家になろうを初めて10ヶ月。
雨日は短編小説という存在を知った。
小説を8千文字程度で表現する。
ーーそんなの無理に決まっている。
逆立ちしながら、カツ丼を食べるようなものだ。
それは、10ヶ月で116万文字を書いている雨日にとって、
到底、想像もできない世界だ。
◼️ 挑戦してみた理由
しかし、「できない」と思って諦めるのは良くない。
小説だって、10ヶ月前までは「できない」「自分には無理」だと思っていた。
1万文字も書けるか、怪しんでいた。
やればできるかもしれない。
雨日は短編に挑戦することにしてみた。
家族が何度も言っていた。
「作品を読まれたいのなら、自分が書きたいものを書くな。
読者が喜ばれるものを書け」
ーー連載ではできないけれど。
短編では、それをしてみよう。
テンプレだ!テンプレ!
婚約破棄、ざまぁ、悪役令嬢、転生初日のドタバタ・・・。
読者受けを狙って書こう!
策略家の雨日は、映画の悪役のような顔をした。
◼️ 完成、そして気づき
2時間後、短編が完成した。
連載中の小説と違い、心の消耗が少ないライトな短編だ。
テンプレを書こうと思っていた。
パソコンの前に座るまでは。
でもさ、できなかったんだよ。
気がついたら、違うものを書いていた。
書き上げたのは、完結した小説のサイドストーリー。
ヒロインのお相手、寡黙なむっつりが主人公になってしまった。
寡黙でむっつり、無表情、無愛想な主人公を書くのは苦労した。
だって、語彙が少ないから。
主人公は、明るく分かりやすい感情を抱いている方が良いよね!
むっつりは大変だ。
おまけに卑屈。
どうするんだ。
どうやって、仕上げていくんだ。
そう思いながら書き上げた。
◼️文字数は1万3千文字 長い?
書き上げた短編は、1万3千文字。
短編にしては長い。
そんなのわかっている。
でも、頑張った。
足し算したい気持ちを抑えて、引き算をした。
主人公が、むっつりだから良かったかもしれない。
頑張って、短編を書き上げたこと。
そこを褒めて欲しいと思った。
家族に。
◼️ 家族からの一言
苦心の末、完成した原稿を家族が読んだ。
その感想が「これはなろうではない。読み物だ」
だよね〜。
家族は説明した。
なろうで受ける展開は、
⚫︎テンプレ(→大事)
⚫︎1話で「勧善懲悪」「スカッと」決着する。
⚫︎会話主体でスピード感重視、心理描写は浅め。
◼️ なろう短編との違い
雨日の書いた短編は全てが当てはまらない。
⚫︎ テンプレなし(→問題外)
⚫︎ 政略婚からの初夜・数日間のすれ違いを、ネチネチと心理と行動で描写
⚫︎勧善懲悪なし
⚫︎甘さ薄い
⚫︎人間関係がリアルすぎる
⚫︎メインは、夫婦の始まりとぎこちなさ
⚫︎安定の展開の遅さ
「これは読まれない」
家族は断言した。
◼️ 結果発表
8月26日現在の数字は、PV290 (公開3日目)
ポイントは38。
短編のランキング上位のポイントは数万にも及ぶ。
雨日のポイントは、ゼロが3つも足りない
すごいよね。この落差。
数万ポイントと比べると、雨日の作品は砂粒。
いや、砂粒にもならないかも。
やはり、読まれない短編だ。
そんなマニア向けの作品を拾ってくれるのが、なろうの凄さだと思う。
ポイントを入れてくれた人、ありがとう!
結果は惨敗。ランキング? 何?それ・
しかし、それでも良い。
気分転換になった。
そして、書いていて楽しかった。
ずっと書きたかった。
違う視点の物語。
雨日は小説の登場人物のモブですら、細かい背景がある。
それを書きたかったんだ。
◼️短編としては惨敗 けれど・・・
短編を書き上げて驚いたことがある。
連載小説のPVが増えているのだ。
完結した小説は、昨日は4512PV
(これは、短編効果ではなく、編集を完了したからかもしれない)
そして、今、連載中の小説、老人と中年の恋愛小説の
PVが短編を書いた後から4倍に増えた。
リンク貼ってないのに。
その勢いは、今も続いている。(驚)
雨日の書いたものは、短編小説としては受けが悪いものだった。
けれど、連載に興味を持った読者様が一定数いるらしい。
このエッセイも、ぶら下がり健康法のように
PV数とポイントが入った。(ありがとうございます)
これが嬉しい誤算だった。
短編は連載と違って書くのが楽。
毎日、更新しないと!
そんなプレッシャーがないから。
これに味を占めて、今まで本編で書けなかった短編を書いてみようと思う。
明日、書こうかな?
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『結婚に向いていない領主ですが、美しすぎる姫が嫁いできました』
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連載中の小説 文字数は56万文字(下書き21万文字)
秘密を抱えた政略結婚 〜娘を守るため、仕方なく妾持ちの領主に嫁ぎました〜
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最後まで読んでいただきありがとうございました。




