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<小説裏話>中年と老人の恋愛? 家族『読者は若者の恋を読みたい』

56万文字の果てに、家族から主人公を変えろと言われた――


こんにちは。雨日です。


このエッセイは、ライトノベル未経験の著者・雨日が「小説家になろう」で物語を書き始めた記録です。


今日は、衝撃を受けた家族の指摘について書く。


◼️ 連載中の小説 56万文字を達成


雨日が現在書いている小説、56万文字を超えた。


伝記を書いているわけではない。


恋愛小説を書いている。(つもり)


プロットはない。


それゆえ、長編になったのは、雨日が粘着質だからだ。


需要があればシリーズ化を考えている。


次のシリーズも、頭の中では構成ができている。


ただ、読者に需要があれば・・・の話だ。


そこが問題。



◼️ 書きたいものを書く。それでは需要がない


雨日が書いているのは群像劇。


織物のように様々な人の動きと想いを書きたい。


しかし、それは「小説家になろう」ではむいてない書き方になる。


なろうの読者は「誰と誰が恋愛するか」「主人公がどう成長するか」を追いやすい構造を好む。


群像的な多視点や心理の交錯は「読み応えはあるけど展開が遅い」と捉えられやすい。


特にスマホ読みが多いので、テンポの良い一人称的な没入感が支持されやすい。


さらにテンプレ0。


長文。


客観的に見て、「ダメだよね」と思う。


書きたいものを書いている。


それが読者とリンクすれば良いけれど。


自分が書きたいものと、読者が受けるものは違う。


それは商業出版では許されないけれど、小説家になろうでは許される。


趣味の世界だから。


それでも、読まれたいと思ってしまう雨日に、

家族は「笑止千万」と叩き切られる。


人間だもの。←みつを


仕方ないよね。


◼️ 面白いね!この小説!


そんな雨日の小説、最近、家族が熱心に読んでいる。


更新すると、即読む姿勢。


ーーまるで、ガチな読者のよう。


ファンなのではないか。


これは。


批判しておいて、誰よりも熱心。


ツンデレ?


エピソード165話を読んで、家族は言った。


「面白い、これは面白い」


ーーえっ!


誉めてくれた!


その時の雨日は、漫画なら背景に花を背負っているだろう。


そんな喜びに震えた。


でも、それは束の間。


次の一言で、雨日は奈落の底に落とされる


◼️ 主人公変えろ 問題


家族は言った。


「今すぐ主人公を変えろ」


呆然とする雨日に家族は説明した。


雨日が書いている主人公ーー35歳 夫と死別。


そして、再婚相手は59歳 イケオジではなく老人。(その割には夜は元気)


現代社会では35歳も59歳もイケイケだ。


特に35歳は、現役でも十分通用する。


しかし、その世界の平均寿命は50歳。


老人と中年の恋愛小説になる。


その小説には、主人公の娘が三人いる。


その中の長女は14歳。


小説の世界では結婚適齢期。


彼女の周辺は華やかだ。


三角関係ならぬ、四角関係。


その一人のお相手に、ちらほらと想う女性の影が浮かぶ。


そして、姫なのに想い人は使用人。


報われない恋ってやつだ。


家族は言った。


「主人公は娘にしろ」


◼️ どっちが読みたい?


「いやいや、主人公は母親!揺るがなく母親だよ」


家族の意見に雨日は反論した。


前作から書いている主人公。


彼女の想いが叶うように、一生懸命書いている。


それなのに、娘を主人公にするとは何事か。


雨日の反論に家族は答えた。


「良いか。よく考えろ」


「何がよ?」


「読者の気持ちだ」


その回答に雨日は口を閉じてしまった。


「読者はどちらが読みたいか。今すぐ考えろ」


A 中年と老人の恋愛→しかも、主人公は相手に心を許さない!


B 若者が淡い想いを抱く恋愛


「おい、雨日答えろ。AとBどちらが読みたいか?」


「・・・B」


「だろ?主人公、変えたほうが良い」



◼️もう遅い 35万文字書いたもん


確かにBの方が恋愛市場では優位。


圧倒的に優位!


老人と中年の話よりも、断然、受けが良い。


考えれば考えるほど、家族の意見は真っ当!


でも、遅いんだ。


だって、小説は現在170話。


170話書いたあとに、それ言う?


35万文字書いているんだよね。


そこまで書いて、今更、主人公ミスをするなんて。


シャレにならない。


・・・いや、もう書いちゃったからこのまま行くしかない!


さあ読者よ、道連れだ!


雨日が選んだ主人公が、どんな選択するか。


見守ってほしい。


最後には、「やっぱり、これが主人公」と納得できる描写になっているはず。


しかし、その小説の下書きは21万文字ある。


そこまで、読者はついていけるのか。


ーーそれは誰もわからない。



でも、この選択を最後まで描ききる。


それが雨日の物語だ。



1日2回更新 ストックは81話←目標90話 なかなか、その差は縮まらない。

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