<小説裏話> 展開が遅い問題 結婚まで61話、修羅場まで81話。それでも読んでくれるあなたへ
遅くて、長くて、しつこくて――でも、それが雨日の物語
こんばんは。雨日です。
日曜日の夜、いかがお過ごしでしょうか。
今日は灼熱の中、町内清掃とバーベキューという“体力消耗2大イベント”をこなし、クタクタになった。
このエッセイは、ライトノベル未経験の著者・雨日が「小説家になろう」で物語を書き始めた記録です。
◼️「展開が遅い」って言わないで
「遅い」
家族がスマホを見ながらつぶやいた。
「何が遅いの?」
発言の予想はついている。
雨日の予想は当たった。
「今、書いている小説、展開が遅い。蝿が止まる」
小説の展開が遅い。
――えっ? それって、ストーリーが破綻してるってこと?
プロットを作らない雨日は、ドキッとした。
自分で気づかないうちに物語が崩れているんじゃないかと不安に襲われた。
「ストーリーは破綻していない。けれど、同じところを巡回しているような気がする」
家族の指摘は正しい。
「仕方がない。争いが始まるまで、そんな展開だ。
そこから、恋、策略、裏切り、野望、高めあう、嫉妬、三角関係上等、
うっかりすると、複雑な恋愛事情になるんだよ」
「これが、いつまで続く?」
「49話先まで」
「よ・・・49話?」
家族は唖然とした。
◼️タイトル詐欺かもしれません
今、書いている連載小説は、
タイトルに「政略結婚」と書いているのに、
結婚式を挙げるまで61話!
61話ですよ?
一般的な小説なら、もう完結している。
1話から61話まで、主人公は忙しい。
落ち込んだり、怒ったり、兄と衝突したり、出生の事実を知ったり。
まぁ、暇ではない。(←雑なまとめ方)
でも、読者の皆様はこう思っていたはず。
「おい、いつ結婚すんだよ」
◼️やっと結婚 でも、ここからが本番です
なんとか、結婚相手がわかり、ほっとしたのも束の間。
そこから結婚式に至るまで20話以上葛藤をしている。
まぁ・・・気が長い読者様しか読まないと思う。
◼️ ここからが山場!・・・でも、ついてくる人いる?
でも、待って。
そのうち、息つぎもできないような怒涛の展開になる。
◼️怒涛の展開は81話先です(遅い)
今日、214話を書き上げたら涙が止まらない。
雨日は鬼畜だ。
本当にひどい。
キャラクターにごめんと謝りたい。
気の毒すぎて、朝から自律神経が乱れる。乱れる。
小説執筆はメンタルにくる。
「その・・・展開は何話先?」
家族に質問され答えた。
「81話先の話」
「81話?」
家族が叫んだ。
「今、1日2話も更新しているから・・・小説のストックが増えないんだ」
「・・・もう十分だ。81話もあれば大丈夫・・・」
家族の声は弱々しかった。
1日2話更新していても、その展開に辿り着くのに1ヶ月半はかかる。
「争いまで49話、その間、すごいよ。もう、色々と」
「色々・・・ね」
◼️争いだってネチネチやります
「その争いのシーンも、展開遅いの?」
家族が質問をした。
何を下らぬ質問をしている?
雨日の小説が、簡潔であっさりしたものになるはずもない。
「もちろん。争いもネチネチと長い。息詰まるほどに」
そう、もう、毎朝泣きながら書いてるくらい。
だから、大丈夫。たぶん。
◼️ 小説には、書き手の人柄が出る
物語は、ネチネチ、ぐるぐる、しながら進む。
争いですら、ネチネチだ。
まるで雨日の性格のように。
そして、ついてきてくれる読者様、あなたは神様。仏様。
展開が遅い、テンプレ0の小説を読み続けるなんて。
その粘り強さ、根気、どこかで必ず花が咲く。
◼️ 今日のまとめ
展開が遅くても、テンプレがなくても、
それでも読んでくれる方に、今日も全力で感謝しながら――
明日もまた、泣きながら書く。
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