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<小説裏話>3時半に起きて泣きながら書いてるって言えますか?

こんにちは。雨日です。


火曜日の昼間、いかがお過ごしでしょうか。


毎日暑いですね。


これはライトノベル未経験の著者 雨日が、小説投稿サイトで物語を書き始めた記録です。


◼️医療施設で回答に困った件


先日、医療施設で定期受診をした。


話は生活習慣になり、職員から質問を受けた。


「起床は何時ですか?」


「そうですね。3時半です」


職員の顔色が変わった。


その反応をみて、自分は変なことを言っていると気づいた。


「3時半に起きて・・・何をしているのですか」


職員のその一言に、雨日は答えられなかった。


ーー言えない。


言えるはずもない。


『小説を書いているんですよ』なんて、言えるはずもない。


◼️超 朝型の雨日


雨日は超朝型人間だ。


特に夏は、目覚めが早い。


起床は3時半。


冬は5時半が多い。


小説を書く前は、その時間帯に執筆をしていた。


小説を書き始めて10ヶ月。


今は、その時間帯に小説を書いている。


ちなみに、その時間帯は家族は寝ているが、子供は起きている。


子供も朝型だ。


◼️ なぜ、早朝に小説を書いているのか?


自分でも書きながら思ってしまう。


雨日は本を執筆、出版したことがある。(実用書)


稼ぎたいと思ったら、本は書くべきではない。


執筆作業は効率が悪い。


著者は、1冊の本を出すのに、相当のエネルギーが必要。


時間もかかる。


雨日は1冊につき、一年〜二年かかった。


時間と手間がかかる割には、受け取る対価(印税)は少ない。


本は稼げないのである。


◼️ なぜ本では稼げないのか


1.印税が低い(10%程度)

 → 本1冊1,500円でも、著者の取り分は150円。

 → 1,000冊売れても15万円。


2.ほとんどの本は初版(1,000〜2,000部)で終わる

 → 長く売れるロングセラーはごく一部。

 → 書店に並ぶのも数週間〜1ヶ月だけ。


3.重版されても収入は増えにくい

 → 重版は小刻みで、1000部ずつなど。

 → 年間印税が10〜30万円の作家も多い。


「本を出す=稼げる」は幻想。


小説は特に厳しいジャンルだと思う。


実用書と違い、「誰にでも役立つ」わけではない。

漫画化・映像化でもしない限り、収益の規模は限られる。



◼️ それなのに、なぜ書くの?


商業作品は、書き上げたら印税という形で収入が入る。


当たり前だけど、「小説家になろう」は書いても収入を得ることはない。


無料。


無料なのに、雨日は必死に書いている。


3時半から。


出版する訳でもないのに。


しかも、物語が佳境に入り、早朝から泣きながら書いている。


(まだ80話先の話だよ)


でも、どうしてもこの結末にたどり着きたい。


これは本を書くより効率が悪いことだ。


わかっている。


わかっているけれど。


◼️最後まで書きたいから


主人公が『どう生きるか。どう繋いでいくのか』


それを最後まで書きたいから。


稼ぐ目的だったら、こんなに効率が悪いことはしない。


出版をするのなら商業的に売れるものを書かなくてはいけない。


(狙っても売れないことが多いけれど)


けれど、小説家になろうは、書きたいものを書ける。


それは贅沢なことだと思う。


◼️ 今日のまとめ


いつか、小説を書くことに躊躇うことなく、恥ずかしがることなく胸を張って言いたい。


「仕事をしています」ではなく、「小説を書いている」と。



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