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<小説裏話> 展開が遅すぎて、家族に倒れられた件

こんにちは。雨日です。


土曜日の午前中、出勤前に焦りながらこのエッセイを書いている。


これはライトノベル未経験の著者 雨日が、小説投稿サイトで物語を書き始めた記録です。


◼️「展開が遅い!」


朝食後の穏やかなひと時、家族から突然の爆弾を受けた。


口調も厳しいが、目つきも厳しい。


その手元にはスマホがある。


「何が・・・遅いの?」


知っているけれど、知らないふりをした。


「今、連載中の小説、展開が牛歩のように遅い」


仕方がないじゃないか。


今はそういう時なのだ。


じっくり描きたい。


ねぇ、そこ、わかってる?


「このまま冬に突入する。何か大きな流れはあるのか?」


「いや・・・時間軸にすると2ヶ月半なんだけど。

次の展開に行くまでに、80話ほどあるね」


「は・・・80話」

家族は今にも倒れそうな表情をした。


「2ヶ月半の出来事を80話・・・て、何しているんだ」


「色々あるんだ。恋とか、裏切りとか、戦略とか、絆とかさ」


「それではダメだ。読まれない」

家族が言い切った。


◼️小説家になろうは、サクサクと進むストーリー展開が好まれる


「小説家になろう」ではサクサク進むストーリーが非常に好まれる。


家族はその理由を説明した。


◎理由1 スマホで読む読者が多い


読者の多くは隙間時間で小説を読んでいる

「次が気になる!」と思わせて次話に誘導することが大事。

心理描写が丁寧すぎると、「遅い」「進んでない」と思われる。


◎理由2 『なろうテンプレ』に慣れた読者が多い


なろうでは異世界転生や悪役令嬢などの『お約束展開』が多いので、

読者は先の展開をある程度「予測」している。


そのため、展開がもたつくと「早く次へ!」と感じてしまう。



◎理由3 PV・ポイントは「話数のテンポ」に左右される


更新頻度が高く、展開が早いほど読者の滞在率が上がりやすい


「話が進んでない」と思われると、更新を待たずに離脱されやすい。


家族の説明に「なるほど」と思った。


勉強になった。


◼️読者様は神様!


あの人気漫画、鬼滅の刃も修行シーンは展開が早く進んだな。


遅い展開、待てないよね。


雨日の小説を読む、読者層は圧倒的にスマホより、パソコンが多い。


なぜ、スマホ派よりパソコンが多いのかわからない。


そして、テンプレではないから先の展開が読めないよね。


雨日の小説を読む読者様を考察すると、


パソコンで小説を読み、

テンプレではないものを楽しみ、

主人公と老人との交流を微笑ましく思い、

登場人物の煮え切らない思いを気長に読み進める読者像が浮かんだ。


・・・そんな人、いる?


少なくとも、「なろう」界隈ではサイガ(絶滅危惧種の草食動物)並みに希少だと思う。


でも、そんな希少な読者様が、確かに読んでくださっている。

毎日更新を追ってくれて、コメントや感想までくれるその存在に、心から感謝しています。


神様、仏様、そしてあなた様。

書き続ける勇気を、ありがとうございます。


感謝に震える雨日に家族は鋭く質問をした。


「雨日、小説のストックは何話ある?」


「81話あるよ」


「1日に何回も更新した方が良い」


◼️頻繁更新のススメ


81話もストック(下書き)があるなら、1日に何度も更新をした方がいい。


家族は断言した。


展開が遅い。


それならば、せめて、更新頻度を上げて、希少な読者を待たせるな!


そんなことを主張していた。


ーー嫌だ!


「ダメだよ!そんなに更新したら!!勿体無い!!」


「何が勿体無い?81話もあるんだ。バンバン更新しろ」


「だって・・・だって・・・一日2話更新をしたら、2ヶ月半でストックがなくなるよ?」


雨日の訴えに、家族は「だからどうした」


そんな顔をした。


「毎日、小説は書いているのだろう?」


「書いている。昨日は3話進んだ」


「それならば、バンバン更新しろ」


「ストックが尽きるかもしれない」


「それはない」


「不安だ。毎日更新できないかもしれないと思うと不安だ」


「その不安を仕事では、どうして出てこない?」


(雨日は仕事では猪突猛進らしい)


◼️泣く泣く1日に2話放出することに


というわけで、

しぶしぶ、泣く泣く、ストックを一日二話放出することにした。


雨日の愛おしい可愛い下書きたち・・・

まだ寝かせたかった・・・

熟成させたかった・・・


辛い。辛すぎる。


◼️ 1日2話放出 続ける


展開がゆっくりなのは、キャラクターへの愛が重たい証拠。


でも、家族も読者も「早く!」って言うなら・・・

たまにはパン!と進める。


1日2話だけど。


(これが雨日の度量の限界)


読んでくださる方々、本当にありがとう。


書き手のジレンマと戦いつつ、今朝もキーボードを打つ。


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