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【創作エッセイ】脇役がうるさい これでも我慢している

おはようございます。雨日です。


木曜日の早朝、鳥と虫の声が賑やかすぎる環境で、

このエッセイを書いている。


これはライトノベル未経験の著者 雨日が、小説投稿サイトで物語を書き始めた記録です。


◇「この話、いつ終わるの?」


家族から質問をされた。


現在、連載中の小説の文字数は21万6千文字。


これは公開中の文字数。


下書きを含めた文字数は39万文字になる。


長いよね。


しかも、まだ終わってない。


自分でもわかっている。


しつこいって。


目標は50万文字で終わらせたい。


そして、この話はあと4シリーズ、5?欲を言えば6まで書きたい。


それがゴールだ。


完結ってやつ。


そう話した時、家族は呆然としていた。


絶賛人気連載中の作品なら、ともかく、雨日の小説はそこまで需要がない。


今、連載中の物語で終わらせる方が賢いかもしれない。


家族からは、そんな空気感が漂った。



◇我慢している 脇役のストーリーを書くのに


『なぜ、こんなに長いのだろうか?』


自分なりに分析をしてみた。


考えた末に出た結論は、『脇役の声を聞きすぎる』になった。


モブ、一行で終わるはずの登場人物の人生を1つ1つ考えてしまう。


モブじゃなく、頻繁に登場する脇役は大変だ。


「実はこの人・・・将来敵になるんだよね」


「え?こんな良い人が?それっていつ頃?」


「20年後」


「伏線、長すぎ。読者は忘れる。」


「・・・だよね」


家族に指摘されても考えてしまう。


脇役が主人公を喰う訳にはいかないから、書くのを我慢している。


侍女や乳母、家臣、その家族にも一人、一人サイドストーリーがあるのだ。


相当、我慢しているのだ。


全く伝わらないけれど。


◇書きたいのに書けない


実際、書いてないだけで、雨日の頭の中には


・亡くなった老兵の若き日の恋

・名もなき侍女の密やかな忠誠心

・乳母の隠された過去

・兄が本気で愛した女性の話


・・・そういうエピソードが山のようにある。


特に前作で諦めたのは、キャラ濃いめの重臣の青年。


見合いの話や家族についても、書きたかった。


でも、全員の話を書いていたら、本編が終わらない。


これでも削っている。


泣きそうになりながら削っている。


青年が死んだ時に、一番泣いたのは雨日だ。


彼の家族や生い立ちを考えると、悲しすぎて泣く!!


ーー不器用すぎるだろう!


もっと上手に生きればよいのに!


そう思いながら泣いていた。


・・・それは書いてないけれど。



◇ 今でも脇役の出番が多すぎ


捨てきれないエピソードを書いている。


雨日は群像劇が好き。


それは主人公だけでは世界が回らないから。


脇役のたった一言で運命が変わる。

偶然すれ違っただけで、誰かの人生に火が灯る。


それが人生だと思う。


だから、1人称が受けやすい小説サイトでも、群像を書く。


物語の登場人物が全員、

「自分の人生の主役」だと信じて、今朝も書いている。


◇ 今日のまとめ


物語は、主役のものだけじゃない。


脇役の番外編も書きたい!


それは物語が終わってから。


・・・それって何年後だろう?


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