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【小説編集怪談】文字数が減らないどころか増えていく

おはようございます。


日曜日の朝、いかがお過ごしですか。


このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、

小説家になろうで、書きたいものを書いた経験について書きます。


◼️ 鳥の騒音で始まる創作の朝


雨日は早起きだ。


今の時期、4時に目が覚める。


家の周辺が鳥の鳴き声でうるさいのだ。


囀りレベルではない。騒音レベル。


田舎の朝は賑やかすぎる。


目覚めて、すぐに行うのは小説を書くこと。


連載中の小説、ストック68話目を書く。


今週は出張がある。ストックがないと大変!


真顔で書いている。


その後、完結済みの小説の編集をする。


連載中は「これが完璧!」と思っていた処女作。


完結して3か月後、修正点がどんどん出てくる。


◼️ むっつりスケベに愛を込めて


ーーあれだな。


この話と次話の間に、お相手の視点を入れようと思った。


そうしないと、お相手が「ただのむっつりスケベ」になってしまうからだ。


だから、加筆して1話を追加した。


ーーただのむっつりスケベではない。


むっつりなのだ。(←ここ、重要)


自分で作ったキャラクターだけど、ヒロインの相手は寡黙で、無表情で、口下手。


書いていて、こちらが苦労する。


なんせ、語らない男なのだ。


だからこそ――

行動や視線、沈黙の・・・その一つひとつが、“言えない気持ち”の代弁になる。


言葉で語らない彼の内面を、行間で伝えるしかない。


キャラクターに、愛情を込めて書いた。


◼️ 減らすはずが増えていく文字数


そして、気づいたのだ。


あれ?文字数増えている?


完結済みの小説を編集する目的は、読者様が読みやすくするため。


そのためには、文字数を減らしたい。


雨日は考えた。


処女作の文字数は47万文字。


文庫本にすると4冊半。


長すぎる。


こんなに長くなったのは、ひとえに雨日の粘着性。


ネチネチと書いていた。


文章は、著者の人柄が滲む。


これではダメだ。


◼️ 書籍化・コンテストに応募する理想の文字数


書籍化・コンテスト応募を目指す場合

理想の文字数は、10万~15万文字(=文庫本1冊分)


これは、出版社が1巻で出せる長さだ。

多くのコンテストで「10万字以上」の規定がある

編集者が目を通しやすい分量なのだ。


書籍化された作品の概要を見ると、

「うわ〜この著者、うまいね!おめでとう!」と思う。


きちんとプロットを作り練り上げた賜物だ。


それがわかっているのにーー


できないのが人間だよね。


47万文字も書くなんて。


プロット書いていないよね。


雨日が編集者なら思う。(←実際そう)


粘着質ダメ!


梅雨時に鬱陶しい!


周りくどい表現をやめ、簡潔で分かりやすい文章にする。


そう決め、先月からサクサクと編集をしていた。


◼️ 減らしたいのに増えていく――エディットの罠


・・・ところが不思議な現象が起きている。


編集をする。


不要な部分をカットする。


分かりやす文章に編集をしていく。


半分くらいを編集して気づいた。


文字数が1万文字増えているのだ!!


47万文字で終わらせたのに!


48万文字になっている!


しかも! 今朝、新たに1話書いたので、文字数は48万6千文字。


あと4千文字書いたら49万文字になる!(簡単な計算だよ)


4千文字を書くなんて、雨日にとって朝飯前。


まだ編集は半分残っているから、確実に突破する。


しかし、文字数を4千文字減らすのは苦痛。


◼️家族の一言で、50万文字へ!?


「どうしよう。このまま行くと49万文字になる!」


騒ぐ雨日に家族は言った。


「49万文字だなんて中途半端だ。50万文字を目指せ」


いいの?


そんなこと言ったら、書いちゃうよ。


雨日は編集作業が苦手。


長年、生きていてその事を知った。


自分の苦手分野を全て把握していると思ったのに。


小説を書くことで、また一つ知ってしまった。


編集作業は、9月ごろに終わる目処だ。


その頃までに、50万文字になるのかも?


そして、コンテストの道はどんどん遠くなる。


◼️ 今日の一言


削るつもりが、増やしていた。そう、それが“雨日スタイル”



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