もっと小説が上手くなってからーーなんて、のび太じゃあるまい
おはようございます。
日曜日の朝、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、
小説家になろうで、書きたいものを書いた経験について書きます。
◼️ どうすれば、読んでもらえるのか問題
自分が書いた小説を、どうやったら読んでもらえるのだろうか。
策略家の雨日は考えた。
雨日の小説はテンプレ外だ。
小説家になろうの読者には受けが悪い。
そうなると、なろう系以外の読者様に読んでもらう必要がある。
外部の人に小説を読んでもらうには、今の時代、SNSが良いのだろう。
そのためにアカウントを作り、小説の宣伝をする。
ーー考えただけでも萎える。
大変じゃね?
◼️ 50話切る恐怖!今はそれどころじゃない
新たにアカウントを作ることを、簡単に思う人もいるだろう。
けれど、雨日はそんな世代ではないのだ。
新しいことを始めるのはハードルが高い。
そして、忙しいのだ。
仕事の他に、小説を書いている。
今、連載中の小説は、なんとーー63話のストックがある。
小説の宣伝をしている間、小説は書けない。
すると、大変だ。
ストックが50話を切るかもしれない。
最終話まで、あと60話ほど書かないと雨日は落ち着かないのだ。
これは、ストックないと不安で仕方がない病だ。
そんな時間はない。なぜなら小説を書きたいから!
◼️ 公表=羞恥の公開処刑・・・でも勇気を出したら?
考える雨日に家族は言った。
「読者を増やす?簡単じゃないか。ブログで小説を書いていると公表すれば良い」
家族が話していることは正しい。
雨日はブログをずっと続けている。
それも20年近く。
コツコツと継続をしていたので、PV数はある。
1ヶ月、大体2万5千PV
月間の訪問者は、1万5千人。
◼️ PVの数字が背中を押す
雨日の処女作は10万5千PVを突破した。
そして、ユニークアクセス(訪問者)は1万4千人。
小説を書き始めて9ヶ月、積み上げてきた数字。
「これは嬉しい!」と一人で騒いでいたけれど・・・
10万5千PVは、ブログでは4ヶ月分のPVだ。
さらに訪問者は、1ヶ月の人数だ。
9ヶ月頑張った数字は、ブログ1ヶ月分よりも下回る。
「もっと読まれたい」と思うのなら、公表はするべきなのだ。
◼️ブログ読者は、小説読者になりうるか?
ブログの読者は、「文章そのものが好き」な傾向がある。
まず、今この時代に「わざわざブログを読む」という行動自体が珍しい。
SNSで短い言葉や画像が流れる時代に、あえてブログを読むというのは、
「文章そのものを楽しむ力がある」ということだ。
そして、雨日のブログは際立ったことは書いてない。
なので「日常にある物語を楽しめる人たち」だ。
雨日の小説も派手な展開はない。
ざまぁもなし、聖女不在、悪役転生令嬢不在。
三角関係は、今後ほのかに出てくる。
ただし、対象は13歳の少女!
大人の関係ではない。
つまり、日常にある物語なのだ。
それを楽しむ層が読者にはいると思う。
そして、一番大きな決め手は「継続的に読む習慣がある」
日々、更新するブログを追いかける読者は、小説を読んでくれるだろう。
これだけで、小説の読者になる素地が十分にある。
このように3つの条件が当てはまっている。
文章そのものが好き
日常の物語を楽しめる
継続的に読む習慣がある
ブログで公表したら・・・その一割でも小説に流れたら・・・
多くの人に小説を読んでもらえるだろう。
◼️ 恋愛小説書いてるなんて・・・知られたくない!
もし、身近で悩んでいる人がいたら雨日も声をかける。
「公表しちゃいなよ!」と。
だが、できない!!
できないよ。
小説を書いているなど、公表できるわけがない!!
小説は、良くも悪くも自分を映す鏡なのだ。
特に恋愛小説は危険だ。
雨日は思い切って書いた夜の小説がある。
勇気を出して、ちょっと濃いめの夜の描写も入れた。
・・・そうしたら、ある日、家族がこっそり読んでいた。
「・・・これは雨日の性癖なの?」
「・・・えっ、あ、創作だよ? 全部フィクションだよ? 変?」
慌てて言い訳を並べる雨日に、家族は冷静にひとこと。
「・・・むっつり」
その言葉が、心に突き刺さる。
違う、違うのだ!
これは構成上必要なシーンであって、雨日の趣味ではないのだ!
でももう言えない。
もう、誰にも小説書いてるなんて言えない・・・!
「あらあら、雨日はこんな性癖があるのね」
そんな風に思われる。
だめ!恥ずかしいから!
◼️のび太的マインドと、作家の矛盾
もっと小説が上手くなってから公表する!!
雨日は一人で騒いでいた。
「そんな・・・ドラえもんののび太じゃあるまいし」
家族は呆れたように話す。
のび太が「どうせ下手だからやらない」「上手になってからやる」と言って野球に行かない。
そこでドラえもんが出したひみつ道具が「上達とう」。
これは練習せずとも、まず上手になってから実際にプレーできるという不思議な道具。
のび太はこれを使って「まず上手になってから」と様々なことを避けるようになるが――
結局は「行動しないと意味がない」「やってみないと上達しない」というテーマが込められた話だ。
この話は、「うまくなってからやる」と言って行動を先延ばしにする心理への痛烈な風刺になっている。
雨日にも刺さった。
物語は、頭の中にあるうちはただの妄想。
書いた瞬間、それは“作品”になる。
その一歩を雨日は踏み出した。
しかし、公表はできない。
◼️今日の一言
もう、ちょっと小説が上手くなってから。
それはいつか?
わからない。
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