テンプレを書くために、まず26万文字の連載を終わらせることにした話
こんばんは。
水曜日の夜、皆様いかがお過ごしでしょうか。
このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、
小説家になろうで、書きたいものを書いた経験について書きます
◼️ テンプレ小説、書きたい。でも完結まであと100話以上!
一生懸命書いた小説を読んでもらいたい。
そのためには何をするべきか。
雨日は考えてみた。
家族は言った。
「テンプレを書け。なろうで読んでもらうためなら、テンプレ。それ一択」
「今の連載が終わったら、テンプレを書く。書きたくなった」
ちょっと前まで、テンプレに興味がなかった。
今は書きたくなった。
1から物語を作り出すより、ある程度、型がある方が書きやすいような気がした。
それを面白く書けるかは才能次第だけどーー。
「やってみようかな」と思ったのは事実。
◼️ テンプレに心惹かれた。でもストックが11万字ある
雨日に変わりぶりに、家族は少し嬉しそうだった。
新しい小説を書くためには、今の小説を終わらせなければいけない。
途中放棄、だめ、絶対に。
「今書いている小説が完結したら書く」
「今、何話目?」
「今日の更新で80話」
「そうか・・・80話か。文字数は?」
「15万文字」
文庫本が1・5冊ほどの文字数。
「そんなに書いたら・・・もうすぐ完結?」
「まだ、終わらない。未投稿の下書きが59話ある」
「下書きが59話!」
家族は絶句した。
「そうだよ。何かあったら大変だから」
雨日は「もしものため・・・」と小説をストックする癖がある。
天災に見舞われても、インフルになっても、旅行に行っても、
仕事が鬼のように忙しくても、毎日の連載は止めない。
そのストック癖は病気の域に達している。
「も・・・文字数は?」
家族の声は震えた。
「全部で26万文字」
下書きだけで11万文字ある。
◼️ 時間軸はコンパクト。なのに原稿は大河ドラマ
「それで・・・完結の目処は」
「あと・・・50話くらい書けば・・・」
「長い!なんだよ!その長さ!伝記を書くのか?」
「違う。4ヶ月くらいの話を100話くらいにわたって・・・」
「は? 4ヶ月なのに、その文量・・・」
「仕方がない。色々と大変なんだよ。主人公は」
「・・・文字数減らしたら?」
◼️ 前作、長すぎじゃない?」と言われるまで気づかなかった話
処女作の文字数は47万文字!
「秘密を抱えた政略結婚 兄に逆らえず嫁がされた政略結婚ーー無愛想な夫との結婚生活が、
やがて私の運命を変えるなんて思いもしなかった」
先日、10万5千P Vを突破した。
読んでくれた人、ありがとう!みなさん、長い話に付き合ってくれて嬉しい。
その粘り強さ、良いことあるよ。きっと!
今回の作品も、それぐらいの文字数になりそうな気配がする。
「気配がするって、なんだ? プロットは書いているのか」
プロット、小説の進行表のようなものだ。
作家は、それを見て緻密にストーリーを紡いでいく。
雨日は書いたことがない。
「プロットは頭の中にある」
「それじゃ、ダメだろう!また長い!!」
◼️ 47万文字を減らしたい・・・そう思ったあの日
家族の指摘は最もだと思った。
文章が多いのは、無駄な描写が多いのかもしれない。
わかりやすく、読者様に伝わるように。
読みやすいは正義なのだ。
雨日は、完結済みの小説の文字数を減らしてみることにした。
こうして、仕事、連載、完結済みの小説、ブログの両立をする羽目になった。
6月は多忙なのに、自ら火に油を注いでしまった。
◼️ 文字数、削ろうと思ったんです。本気で
完結済みの小説を、もう一度じっくり読んでみる。
すると出てくる。出てくる。
何度も、編集をしなおした作品なのに。
2ヶ月前は「完璧だ!」と思い、完結ボタンを押したのに、
修正したい箇所が多すぎる。
雨日は1話に多くの情報を詰め込みすぎる傾向がある。
これは読んでいて、読者は疲れるはず。
「ここは、削除しよう」
「ここは、さっぱりした表現に」
修正は1日2話が限界!
それでも、コツコツ続けた。
◼️ 編集、半分終えたら絶望が待っていた
ようやく半分くらいの編集を終えた。
しかし、まだ半分ある。
長いよ。
なんで、こんなに書いたの?
自分を呪っても、もう遅い。
そして、驚いたことが1つ。
修正前47万文字→修正後 48万文字
増えている!!
文字数が増えている!!
しかも、1万文字も!!
減らそうと思ったのに!!
簡潔にわかりやすくしようと思っているのに!!
どうして?
呆然とした。
どうやら、雨日はストック魔で文章を増やしたい病になっているらしい。
治療法は・・・編集しないこと?
無理だな〜。
走り出した電車は止まらない!
◼️ いつか、テンプレを書く。それは書きたいものを書いた後に
テンプレを書くのは・・・この長い長い道のりを終えてから。
たとえテンプレでも、自分の色で染めてみたい。
読んでもらうために、やってみる。
それもまた、挑戦だ。
◼️今日の一言
しかし、そこまで辿り着く道が長く険しい。
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テンプレ0の連載作品 最近じわじわと読まれている
『秘密を抱えた政略結婚 〜三人の娘を守るため、妾のいる25歳年上領主の妻になりました〜』
連載中です!
▼ 続編はこちら:
https://ncode.syosetu.com/n0514kj/
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処女作 10万5千PV突破しました テンプレ0(完結)
兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。
「秘密を抱えた政略結婚 兄に逆らえず嫁がされた政略結婚ーー無愛想な夫との結婚生活が、
やがて私の運命を変えるなんて思いもしなかった」 (完結済み/随時加筆中)
▶︎ https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
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