初めて書いた小説は、真夜中のラブレターでした。完結ブースト前に赤面しながら改稿した話
こんにちは。
週の初めの火曜日、いかがお過ごしでしょうか。
このエッセイは、ライトノベルを1冊も読んでない雨日が、
小説家になろうで、書きたいものを書いた経験について書きます。
◼️需要なくね?
前回の連載で雨日は、
「テンプレ0 、地雷系小説を書いた底辺作家が完結ブーストに備えて行ったこと」について書いた。
そのエッセイを読んだ家族は言った。
「需要なくね?」
そうか?
「一体、誰のために書いているの?」
誰のため・・・?
雨日のように、地雷系の作品を書いている作者にだよ!
そう伝えた。
その人たちの希望の星になりたいのだ。
テンプレ0でも、完結ブーストがあったこと。
そのために、雨日がしたことを。
「いるにはいると思うけれど・・・、ものすごく少数派の作者のために書くんだね」
家族は言った。
家族が言いたいことはわかった。
少数派=読まれるエッセイではないのだ!
今、書いている小説も読まれる小説ではないのに!
(テンプレ0!30代が老人と政略結婚をする話を書いているよ。ジャンルは異世界恋愛!)
エッセイまで、その領域に達するのか!
呆れていた。
もう良い。
これが雨日の経験したことだ。
役に立つ?と思いながらも書く。
◼️ 完結ブーストに備えて行ったこと
1 タイトル、あらすじを見直し
2 第1話〜3話を書き直し
3 すべての話を厳しい目でチェックを
1は前回書いた。
完結ブーストに備えて、小説の体裁を整えた。
今日は2について書く。
第1話〜第3話を書き直し
◼️ 完結欄に載る前に行うこと
物語完結時に、トップ画面に完結済み小説欄に載ることで
多くの人に見られる可能性がある。
その時に、少しでも体裁を整えなければいけない。
ありのままで良いのは、少数の人気作家だけなのだ。
雨日は小さなお店を営んでいる。
お店の印象は見た目が10割だ。
「良さそうなお店だな」と思ってもらえないと新規のお客さんは望めない。
中身(小説)を変えることは難しいけれど、
外観を整えることは比較的簡単にできる。
小説の場合の外観は、
タイトル
↓
あらすじ
↓
そして、第1話だ。
お店の看板を見て、「あ!なんか良さそう」と思う。(タイトル)
そして、商品を見て「ふ〜ん。こういう物があるのか」と品定めをする。(あらすじ)
「ちょっと入ってみよう」=それが第1話だ。
雨日は半年前に自分が書いた第1話を読んでみた。
◼️第1話は真夜中に書いたラブレターのよう
恥ずかしい。
なんだこれ。
それが第1話を読んだ当時の感想だった。
こんな拙い第1話を見捨てないで、読み進めてくれた読者様を抱きしめたい。
ありがとう!ありがとう!
頭を下げながら各地にお礼を伝えたい。
半年前に書き上げた第1話。
当時の自分の中では、「これがベスト」と思いながら書いていた。
半年後の自分が読むと恥ずかしいんだよね。
ちょっと自分に酔っている(←この一文を書きたくなかった。恥ずかしいから!)
意味のない風景描写もある。
初めて書いた小説とはいえ・・・酷かった。
それは、まるで真夜中に書いたラブレターのようだった。
これでは、間違ってテンプレ0のお店に入った、なろう読者は速やかに退店する。
◼️真夜中のラブレターを書き直す
殺伐とした気持ちで、真夜中のラブレターを書き直した。
完結したので、少し離れた場所で自分の小説を眺めることができる。
第1話と2話を書き直し、そして、新たに3話を書いた。
3話と4話に至るまでの、つなぎのストーリーも必要だと思ったからだ。
◼️ 体裁を整えた結果
こうして体勢を整えた処女作
「秘密を抱えた政略結婚 兄に逆らえず嫁がされた政略結婚ーー無愛想な夫との結婚生活が、
やがて私の運命を変えていくなんて思いもしなかった」
(↑またタイトルを変えた。詳しくは後日書く)
完結時(4月18日)の総P Vは4万4千ほど。
現在(5月27日)の総P Vは9万8千。
完結してから5万4千P V増えた。
連載していた半年間よりも、完結した38日間の方が読まれた。
無駄なことかな?と思ったけれど、体裁を整えて良かった。
◼️ 連載中にそれを行えば良かった
連載中にそれらのことを行えば、地雷系でも読んでくれる人はいたのかもしれない。
でも、できないんだよね。
作品を書くのと、物語を編集するのは別の能力。
作品を書き上げている時は、作品に恋をしているような状態なのだ。
恋は盲目。
あばたもエクボ。
欠点は見つからない。
頭の中にあるストーリーをキーボードに起こしていく。
なので、できない。
雨日は今、書いている小説に恋をしている。
主人公が無理やり老人に嫁ぐのだ。
「可哀想!!」と泣き崩れながら書いている。
家族はそんな雨日に冷ややかだ。
「主人公に辛い想いをさせるのも雨日。老人と結婚させるのも雨日」と話している。
恋愛中だから、一歩引いた立場で物事が書けない。
ラブレターしか書けないのだ。
「別に恋愛してないし」
そう思った作家さんは、自分の作品を見直すことをお勧めする。
雨日にはできないことだ。
◼️中身を整える
来店したお客さんが滞在してもらうためには、第4話以降も大切。
第一印象が良くても、やっぱり中身が伴わないとダメだよね。
特にテンプレ0の地雷系作家は!(←いる?)
次回は、完結ブーストに備えて、全ての話を厳しいチェックをについて書く。
◼️今日のまとめ!
張り切って書いた第1話は真夜中のラブレター
いつも誤字修正を報告している方がいます。ありがとう!頼りにしています。
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テンプレ0の処女作
兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。
▶︎ https://ncode.syosetu.com/n2799jo/
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老人との恋愛
『秘密を抱えた政略結婚 〜三人の娘を守るため、妾のいる25歳年上領主の妻になりました〜』
連載中です!
▼ 続編はこちら:
https://ncode.syosetu.com/n0514kj/
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