投稿して15日目 自分が書いたものが地雷系だと気づいてしまった
初めまして。
雨日です。
2024年10月に「小説家になろう」で小説を書き始めました。
毎日更新を経て、半年後に処女作
「秘密を抱えた政略結婚〜嫁ぎ相手は再婚 子持ち 貧しい領主 寡黙で無表情な美男〜」を完結することができました。
文字数47万字
5月6日現在、PVは92000
ブックマーク79
評価27
ポイント416
これが雨日の数字です。
小説を書き始めて、皆さんが書いたエッセイを読んでとても勉強になりました。
雨日も、そんな存在に近づきたくて、自分の経験を書きます。
◯ ライトノベルを一冊も読まないまま小説を書き始める
それなりに人生経験を積んだ年頃ですが、
小説家になろうと言うサイトすら知らない人生を
歩んでいました。
家族が小説を書き始めた姿に刺激を受け、
「自分も書いてみたい!」と思うようになりました。
家族は、小説家になろうで執筆をしていたので、
雨日もチャレンジをしました。
前から書きたいものがぼんやりとあった。
書けるかな?と不安だったけれど、思いの外筆が進んだ。
半月で25話書けたので、満を期して投稿を始めました。
その間、小説を書くのに夢中で、どんな作品が人気なのか。
どの作品が読まれているか。
全くしませんでした。
これは、ビジネスにおいては市場調査をしてないことになります。
雨日は小さなお店を経営しています。
お店を開くにあたって、下調べをせず開業したらどうでしょうか。
まず、自爆します。
(しかし、お店を起業した時は下調べ0で初めてしまいました。歴史は繰り返す)
初動がもうムチャクチャだった。
◯家族から指摘 なろう系ではない
書き上げた小説を投稿して、半月、それなりに
PVが増え、(…と言っても1日150〜180程度です。底辺の話をしています)、
ブックマークもチラホラついてきました。
雨日の小説を読んだ家族から指摘を受けました。
「これは、なろう系ではない」
は?
なろう系って何?
新しいラーメンの流派?
驚いたインコのようにポカンとした顔をした雨日に
家族は指摘をしました。
「悪徳令嬢もない。異世界転生もない。俺ツエーもなし、追放なし、チートスキルもない。
これは何もない!ただの読み物だ!」
何を言ってるの?
私の書いた小説の主人公は、めっちゃ頑張っている!
過酷な状況の中、強く生き抜いている。
そう反論をしました。
家族の発言は理解不能だけど、なろう系というものを読んでみようと思いました。
◯初めて、人気の小説を読んでみた
日刊総合ランキング上位の作品は、ポイント数もPV数も桁違い。
怪物のような数字を叩き出している作品に驚きました。
けれど、ランキング上位の小説を読んでみると、
「えっ?何これ。わかんない」と思ったのです。
ダンジョン、ギルド?
えっ。努力もせずに敵を薙ぎ倒すの?
知らない専門用語と単語が続々と出てくる。
頭の中が?マークでいっぱいになりました。
実は、今までライトノベル小説を一度も読んだことがないのです。
本と言えば、名作文学でしょ?
最近の小説?
ハリーポッターだよ?
◯小説家になろうの人気作品について調べてみた
すると、小説家になろうはテンプレと言うものが存在することを知った。
これに沿って、物語を書くと失敗が少ないらしい。
読者が爽快感を持つような没入感、
悩まずサクサクと進むストーリー、
展開がよく、バッドエンドは嫌われる。
ヒロインは胸がでかい。
ヒロインが他の男の登場人物と話すのもNGなど、
「これ本当?」と思うようなテンプレもある。
特に主人公に試練は与えてはいけない。
人気作品になりたければ、
書きたいものを書いてはいけない。
読者に好まれるような作品を書くべし。
そのような文言が書き連ねてありました。
思わず震えた。
自分が無邪気に書いている作品は、
◯地雷系なのだなと初めて自覚をした
ヤバいのを書いている。
どうする?
…とは言え、この時点で50話以上書いてしまった。
結末は決めている。
バッドエンドになる。
今更、路線変更は厳しい。
これが小説になろうの世界なのか。
無知って怖い。
もう、走り出しちゃったよ。
自分の書いた作品は、花屋で鯖を売っているようなものだ。
試練ごめんなさい。
残酷な展開ごめんなさい。
この人、死なせちゃうの?
ヒロインと急接近する男の人がいてごめん。
主人公を泣かせてすみません。
小説を書き始める前から、この作品はシリーズ化にしたいと思っていた。
一作品目が地雷なら2作目も3作目も地雷なのだ。
この作品はリトマス紙なのだ。
続きを書くのならば、読者の反応を見て判断しよう。
◯完結まで書き続けようと決めた
それと同時に、なろうで非難轟々になった場合に備えて、カクヨムにも掲載を始めた。
あくまでも印象だけど、小説家になろうよりも
カクヨムの方が懐が広い感じがした。
こうして、書き進めた小説はなんと47万文字を超えた。
需要がないのに、地雷なのに、私はなぜ書き進めているのだろう?
何度も疑問に思った。
◯連載終了間近には、PV数は43000を超えていた。
PV数が多いのに、評価が低いのはテンプレじゃないから?
それとも、1話も読まずに帰宅されるから?
…それでも、アクセス解析をみると皆さん50話くらいは読んでそう。
この辺の疑問を調べたけれど、納得がいく回答が見つからなかった。
次回は「カクヨムではさらに爆死」について書く。
◯今日のまとめ
下調べ大事!
人気のある小説一冊は読もうね!
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兄の命で嫁がされた姫・シリと、無愛想な夫・グユウの政略結婚から始まる切なくも温かな愛の物語です。
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