領主の館って凄いのね
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俺とアルセーヌ(実体化)は守衛の人に連れられて
街の中央に位置する濃い紫と無骨な石の教会のような
場所に着いた。
「よし、此処が領主サマの館だ。
この館の中は自由にしていい。」
「えっ!マジっすか!?」
俺は思わず言ってしまった。
何か貴重な本とか在るかもだし・・・
あ!
「カトリスファー、お前はこの館の中の本を探して
情報とか色々調べてきてくれないか?」
「うん?良いだろう。ラトリス、お前は?」
あれ?俺の名前少し略称されてる・・・
「俺は謁見に行かないといけないよ」
「あ、そっか!そうじゃん!ごめーん!」
・・・な、なんだこいつ、軽いノリでふざけて謝って
を繰り返す大学生見たいだな、殴りたい。
「余計ではないか!?最後の!」
うるせぇばっきゃろー。
「?何をしている、早くしないか
謁見を早く済ませれば街を散策出来るぞ?」
「よっし、カトクズ、てめぇは本を読んでいろ」
「ねぇ名前が酷くなってる!ねぇ!やーだ!ねぇ!」
・・・・・・・・・
「無視!?ハァ・・・悪かったよ、後でな」
さて、此処の通路はまだ執務室?の近くではないかな
うん、でもなんか凄いな、この建物は。
灰色と黒を基調にした壁やレンガ、少しの赤色や青色に彩られた扉や垂れかかっている旗のような物。
あの模様は恐らく狼だろう。・・・格好いい。
「ほら、着いたぞ、謁見の間だ。」
執務室じゃねぇのか・・・まぁ良い、速攻で帰る!!
ガチャ・・・キイイイイイ・・・
「うっわぁ・・・」
思わず声が漏れた。
なんで藍色だけでこの部屋は構成されているんだ?
後は・・・本棚だろうか、形が爆発している。
「よく・・・来たな、テュルク・ラトリスファーよ」
「!?」
なんで俺の名前を!?
「はははは、そう身構えるな。
これは私のスキルだ、前にした者の名前を知れる。」
ふぅ・・・よかった、バカセーヌがなんかしたのかと
思ったぜ
『酷いな!我はそんなヘマしないぞ!』
うっわビックリしたぁ!お前遠くても通信出来るんだ
へぇー。
『あ、あぁ、我だけだぞ?無制限距離で通信出来るのは』
へぇー・・・・・・・・・じゃあな。
『酷い、酷すぎる!こんなことが許されて・・・
許されて良いのかぁァァァァァァ!!!!!!』
・・・すまん、マジで今は一旦辞めてくれ。
『あ、おう』
「?どうしたのだ?ぼーっとして。』
「え?あぁ、いや少し考え事をしていて。」
「ふむ、そうか。ところで・・・」
ふと、気付いた。此処は、現実ではない。
此処は俺とアルセーヌが最初に会った、あの空間だ。
「彼はいないのですか?アルセーヌは」
「っ!?」
この感じ・・・アルセーヌの母親モドキだ!
「かってに彼の母親にしないで下さい、恋人なら
良いですが」
なんだコイツ爆ぜろ。
・・・まぁ、此処の領主サマの正体は・・・
お前の名前なんだ?
「え?ワタクシの名前?ワタクシはカロンですわ」
口調変わってるよな?まぁいいや。
カロン。
「何ですか?」
「何が・・・目的だ?」
「簡単ですよ」
「?」
「貴方方の実力テストです。」
は?
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