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クレイジーハンター  作者: お茶漬け
第一章 ハイドラの脅威
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異世界へ

『我が名はアルセーヌ、逢魔が時の大怪盗ぞ!

汝、名を名乗れ!』


それは不思議な響きだった。

不思議と吸い込まれるようなアルセーヌの声は、反響して、脳内に直接語りかけてくる物だった。


「荒垣・・・徹」


そうボソッと呟くとアルセーヌは嬉々として言葉を紡いだ。


『我、アルセーヌ、汝、荒垣徹、ここに今契約だ!

理と理を結ぶ契約の神よ、今ここに新たなる契約を結ぶ!』


アルセーヌは何かに祈りを捧げる構えで、ブツブツと何かを唱えていた。


そうして暫くすると、赤と白の光がアルセーヌと俺の周りを浮遊していた。

その謎の物体から眩い光が零れ始めた。


呆然としていると、脳内に何かの声が聞こえてきた


『貴方は強大過ぎるかの英雄、アルセーヌを制御出来るのか、その覚悟を聞かせて下さい。』


「え?アルセーヌってそんなに強いのか?」


俺がアルセーヌに呼びかけてもアルセーヌは何も反応しない、まるで時が止まっているみたいだ。


『えぇ彼の時間、いえ私たちの時間は今止まっています、彼に何を言っても時間が動き出さなければ、

貴方の声は届く事はありません。』


要はどんな気持ちなのか示せと。


「分かったよ。覚悟を言えばいいのだろう?ふぅ・・

俺、荒垣徹は彼アルセーヌに敬意を表し、共に異世界トレインで何があろうと抗う事を誓います!!」


あぁ、選手宣誓みたいになっちまった。

さて、これでどうだ?


『貴方の覚悟は何を根拠に示していますか?

本当に貴方は途中で投げだすことはありませんか?』


母親かよ!うーん・・・かなり難しいな、投げだすことは簡単だが、その後の事や他人を悲しませるような

事に発展する・・・根拠か・・・それは俺はトレインに行きたいから、アルセーヌに対して協力的な姿勢を取っているが、トレインに行ったら、その時はどうなる?


『貴方の覚悟はそんなに薄っぺらい物なんですか?

彼アルセーヌはそんな生半可な覚悟では、制御出来ませんよ?』


「・・・俺はアルセーヌと共に異世界トレインを旅してやるぜ!それくらいに俺はトレインに行きたい!」


『ふふ・・・久しぶりに自身の考えを堂々といえるニンゲンを見ました・・・いいでしょう、貴方をアルセーヌの契約者として認めます。』


パチンッ、と指を鳴らす音で時間が動き始めた。


『むん?何かあったのか?』


アルセーヌは不思議そうにしていたが、アルセーヌは何か気付いたらしく。


『ふむ・・・またか、あやつめ・・・迷惑な事を!』


え?あの変な声とアルセーヌって知り合いなのか?

だとしたらあの母親っぷりも理解出来なくも無いな。


『あんなのを我が母親呼ばわりするでないぞ!』

「あ、すまん」


『さて、もう契約は完了している、もう異世界トレインに行っていいだろう。』


ほう・・・?やったぜ。やっとトレインに行けるのか

楽しみだな。


『よし、ではここに入れそうすればトレインに行けるぞ。』


よっしゃーー!!!!


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― 新着の感想 ―
[良い点] アルセーヌのお母さんは普通の人 (…知らんけど) [気になる点] 気になる点は!!! ・・・中二病ってどうやってなるんですか! [一言] トレインの由来教えてちょ!
2023/04/13 20:04 退会済み
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