初仕事
「えーと?此処がクエストボードか。」
「うむ、何を受けるのだ?」
「んー・・・どうしようかな?」
目の前のクエストボードには
三つの紙が貼られている。
一つはゴブリン六体の討伐。
一つは薬効のあるアヌ草の採取。
一つは・・・ハイドラの討伐?
一つだけ何かヤバそうなんだが?
「これ・・・ハイドラって何だ?」
「ん?あぁ、ハイドラはな、とある条件で
危険度が左右される魔物だ。」
「そのとある条件は?」
「それはな・・・」
アルセーヌが大切な事を言おうとした時に
後ろから受付の人の声が聞こえてきた。
「それを受けますか?
討伐数に比例して報酬は増えますよ?」
「あ、じゃあ受けます。」
「ちょい!?まだ話して・・・」
「あ、やっべ。やっぱ無しで・・・」
「受諾致しました。それでは期間は一ヶ月です。
南の森の中心の丘に生息していると思われます。
どうかご武運を。」
遅かった、俺は・・・やってしまった。
軽率だった・・・今資金が少なすぎて焦って
泊まる所も無いから・・・くっそぉ・・・
俺とした事がぁ!
「そんな肩を落とすな、ラトリスよ」
「おう、カトリス、ありがとな!」
「うむ!では早速行こうではないか。」
「お、おう・・・準備は?」
「居らん、翼なら余裕だ」
俺はこのアルセーヌに少し感心した。
つまり俺も相当バカ何だろう。
全教科500って言う平均的だからな・・・
「よし、では行くぞ?強欲の翼」
「よし!じゃあ、俺も!傲慢の剛翼!」
俺らは翼を生やし飛翔すると、やはり
様々な人の目に付いた。
「お、おい!あれ何級だよ!?
あれが帰ってきたらスカウトしないと!
ヤバいぞ!暫くは戦争だ!」
「あれは金級?いや、それ以上か?」
いえ、青銅ですとは言えそうに無い。
なんか、帰ったら気をつけよう。
「所で・・・お前何故ルフルディアウィングなのだ?
ルヴァイトウィングの方が使いやすそうだか。」
「いや・・・弓を撃った時にさ
”傲慢”の系統は単純なパワー、それに必要な
能力の超強化かな?と思って・・・」
「うむ、傲慢は七大罪の中でも最も業が深いと
言われている、力もそれ相応だ。」
うん、何となくだけど、傲慢は・・・
「では、速度で勝負だ!」
「え?え?あ、うん良いよ」
あれ?俺何考えてたっけ?まぁ、いいや。
さて・・・どっちが早いかな?
「いざ尋常に・・・」
「「勝負!!」」
なにやってんだ大の大人と高校生・・・
全教科合計500って凄いんですかね?




