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作戦会議

アベルはそう言い教えてもらった白馬亭へと向かった。


目的の白馬亭はすぐに見付かった。

街の出入口と冒険者ギルドのちょうど真ん中くらいにあり、結構な大きさの宿だ。

扉をくぐり、受付のおばさんに声をかける。


「今晩泊まりたいんだが、大丈夫か?4人一部屋でいい。飯付きで。」


「4人一部屋で飯付きね。4人で銅貨80枚だよ。

あんた達冒険者かい?だったら登録証出しな。

晩飯はもうすぐ終わっちまうから早めに食べな。

そこの奥が食堂だから。

朝は5時から7時までで時間すぎたら出さないから気を付けて。

あと、絶対に他の冒険者とモメないこと。」


宿の説明を一通り受けたあと、まずは食堂に向かうことにした。


「念願の飯だ!アタイこのために生きてるようなもんだからなー!楽しみだーーー!!!」


ミルクはワクワクしながら席に着いた。

食堂に着いたアベル達はメニューを見たが文字が読めるのがアベルとカノンの二人だけなのでアベルとデクは肉のおすすめ料理、カノンとミルクは魚のおすすめ料理を注文した。


数分後、運ばれてきた料理を見たカノン以外の三人は絶句した。


「こ、こ、こ、こんなに食べていいのか?」


「お金って宿代に含まれているんだよな?」


「本当に普通の人はこんなもん食ってんのか。」


今まで穢人だった三人はちゃんとした料理を食べたことがない。

黒く焼き固めたパンや野菜クズのスープ、じゃがいもや時には雑草や木の実など、たまに仕事をしたときに配給される食べ物の他はそこら辺にある物を食べる生活だった。

それが当たり前で普通だと思っていた数日前では考えられないほど豪華な料理が出て来たのだ。


「さ、皆様。早く食べないとせっかくの料理が冷めてしまいますよ?いただきます。」


カノンは両手の平を胸の前であわせて軽くお祈りをしたあと料理に手を付けた。


「それ飯食べる前にやんのか?アタイもやるぜ!いただきます!」


「オイも!いただきます!」


「ヒノクニの儀式かなんかか?いただきます。」


カノンの後に続き、三人とも料理を食べはじめた。

約5分間。料理がなくなるまで一切の会話はなく、一心不乱に食べる姿を見てカノンは嬉しそうに微笑んでいた。


◇◆◇◆◇◆◇◆


「すげー美味かったー!アタイこれからがんばる!

こんな美味い飯が食えるならたくさん働くぜ!」


「オイもがんばる!こんな美味いもんがあるなんて。早くみんなにも食わせてやりたい。」


ミルクとデクは興奮しながらこれからの決意表明をしていた。


三人から少し遅れてカノンが食べ終わり、ご馳走様でしたと四人で挨拶をしたあと部屋に向かった。


部屋でもはじめての布団に興奮したり、なんてこともあったがようやくこれからについての話し合いがはじまろうとしていた。


「それでは、この先の事についてお話したいと思います。」


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