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ゲイルの街

そして、街の入り口が見えてきた。


「オイ、そこの君達!少しいいか?」


街の門番らしき男に声をかけられた。


「すまんが、そこの片腕の男は山賊ではないか?

先程、この街に貴族様が逃げて来られてな。

その方が冒険者らしき者達のおかげで逃げ延びられた。

すぐにその者達を助けに行ってやってくれ。とのことだったんだが……。」


「多分その冒険者は俺達のことだと思う。

四人は討伐して一人生け捕りにした。残念ながら二人には逃げられてしまったけど。」


アベルは片腕の山賊と腰に付けた首を指差しながら門番の男に言った。


「山賊を討伐するなんか凄いじゃないか!

コイツラはゲイル山賊団って言って、最近問題になっている凶悪な山賊団なんだ。

君達が無事でよかった。山賊討伐感謝する。」


門番の男は部下を呼び書状を受け取った。


「申し訳ないがこの書状を持って代表のとこに行ってもらえるか?

そこに例の貴族様もいらっしゃるはずだ。

山賊と馬はこちらで引き受けよう。

賞金の件も書状に書いてあるから受け取れるはずだ。」


門番の男は書状に何か書き加え、アベルにそれを渡した。


「あの、それが俺達まだ冒険者になってなくて……。」


「ん?そうなのか?それで山賊を討伐するなんて……。

わかった。その旨も書いておこう。」


門番は驚きつつも書状に書き加えてくれた。


「代表の屋敷は大通りをまっすぐ行けば見えてくる。

屋敷の門番にこの書状を渡せば取り次いでくれる。」


門番は門を開けながら通りを指差して説明してくれた。


四人は門番にありがとうと挨拶をし、街の中に入って行った。


「アタイ街の中に入るのはじめてなんだけど。」


「オイもはじめてだ。」


「………。」


(三人ともキョロキョロしすぎだ。まぁ俺も人のこと言えないけど)


皆はじめての街に緊張しているのか、興味津々なのか、キョロキョロと周りを見渡している。

大通りの両脇にはいろいろな店がある。

食べ物屋や、武器屋、道具屋や宿屋、服飾店など。


中を見て回りたいが今はそれより先にやることがある。


四人はワクワクを抑えながら代表の屋敷へ向かった。


そして、


「ここがこの街の偉い人の屋敷か?」


「デデデ、デカい!」


「立派なお屋敷ですね。」


「よよよよし、まずは門番に書状を渡そう。」


屋敷はデカかった。


「すみません。街の入り口の門番からこちらに来るように言われて来ました。」


アベルは書状を門番に渡した。


「暫しお待ちを。

………………なにっ!オイ、お前!これを持ってすぐお館様に取次を。

申し訳ありません。こちらで少しお待ちください。」


門番はすぐに使いの者を呼び書状を代表に渡しに行かせた。


そしてすぐに使いの者は帰って来た。


「お待たせいたしました。お館様がお待ちしております。中へどうぞ。」


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