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吸血鬼、月子さんの日常(仮)  作者: 半信半疑
8/14

6 邪な風は突然に

 0~5を読んだ方は、ちょっと物足りなく感じるかもしれません。

 文量がかなり少ないです。

 まぁ、理由あってのことですのでご容赦を。


 朝。目覚めの朝。


 といっても私にとっての朝だから、既に日は傾いている。

 壁時計を見ると、午後5時くらい、かな?


 横たわっていた体を起こし、ちょっとだけ夢と現実の狭間で揺れる。意識がゆっくり覚醒していく。


 夏の月見酒から月日は過ぎ、すでに暦は十二月。寒さが身に染みる季節となっていた。


 もう十二月も半ばか、などと思いつつ、私は夢の内容を思い返そうとした(モチロン、大志の方じゃないよ。寝ている時に見る夢の方)。


 でも、目が覚めた今、その残滓しか感じ取れない。

 誰かの笑い声と、何か、綺麗な花を見た気がする。しかし、それ以上思い出そうとしても、映像がはっきりと甦る事は無かった。


「うーん、ん?」


 寝ぼけ眼をぐしぐし擦る。

 視界がかすんで見えた。


「…アレ?」


 どうにもおかしい。いつもなら、寝起きでももっとはっきり見えるはずなんだけれど。瞬きしても変化がない。かすんだままだ。

 しかも、目の前の景色は揺れている。脳が揺れている気がする。

 実際、視界が揺れている。調子の悪いテレビみたいだ。ひどく波うっている。ブレブレだ。ザッピング成功者は褒められていた? 何だっけ、それ。深夜テレビはよく見るけれど。


 ベッドから抜け出す時もおかしかった。体が重いのだ。動かすのが面倒な感じ。日頃あまり外に出ていないせいで、身体能力が低下してしまったのだろうか。種族値は高いはずなのに。努力値不足?


 フラフラしながら歩き出す。

 部屋を出て、洗面所で顔を洗い、ついでにうがいをする。

 いくらかさっぱりしたが、やはり何かおかしい。


 冷蔵庫からお気に入りのトマトジュースの缶を取り出し、ちびりと一口。

 うん、美味しいんだけれど、味がぼんやりしている感じ。

 本来、トマトジュース摂取というのは、至福のひと時になるはず。一分が一秒に、一時間が一分に感じることさえ可能なトリップタイムなのに。それなのに。


「ちくせう…」


 罵倒する畜生はいないのだけれど、口が滑った。まぁ、あえて言うなら、ウイルスの野郎がその相手だ。このバ〇菌マンめ。愛と勇気だけが友達の、悲しい奴がお前を襲うぞ。

 …いかん、立ち続けるのが面倒になってきた。変な考えが脳内で、ぐるぐるまわっる。


 だるい、面倒、眠い、の三連コンボが繰り出されて、体はノックアウト寸前だ。

 でも、ジュースの缶はしっかりと洗う。ピッカピカにしてやんよ。一年生レベルでな。


 洗浄作業を終えると、抑え込んでいたコンボが再噴火。

 さっき起きたばかりなのに、もう布団に包まりたくなってきた。お布団が恋しい。恋しい。

 断わっておくが、スキル、【自宅警備員の誇り】を発揮させたからではない。断じて否。


「寝よう…」


 そうして私は、ベッドに潜りこみ、再び眠りはじめるのだった。

 完。



▼△▼△▼



 ……。

 目蓋を押し開けて、起きる。目を覚ます。

 起きます、と一々口には出さなかった。ロボットみたいに行動を確認する必要性は、今はない。


 自然回復が効いたのか、体の調子は少し良くなった。

 まだ少し、体が火照っているけれど。思考は幾分かクリアだ。


 壁の時計を確認すると、長い針が七を指していた。ラッキーセブンだマイルドセブンだ、などと下らないことを考えた。私は煙草を吸わないけれど。歯も汚くなるし。立派な牙は、歯磨きという名の日頃の努力によってつくられるのだ。


 部屋を出て洗面所に向かい、顔を洗う。水道水のひんやりとした冷たさが気持ち良かった。タオルで顔を拭き、鏡を見る。目がトロンとしていた。


 ……やはり風邪か。久しぶりにひいたな。原因はおそらく、49時間ぶっつづけでゲームしたことだろう。仕方ないんだ。面白いのが悪いんだ(小学生並みの反抗)。


 そういえば、最後に風邪をひいたのはいつだったっけ? 昔のことすぎて忘れてしまった。もはや過去は振り返らない。私は今を生きる女なのだ(一度使ってみたかっただけ)。


 鏡の前で白雪姫のかか様ごっこを始めてしまう前に、私は部屋に戻った。


 このまま寝てしまうのも良い案に思えたが、私は外に出ようと思った。

 風邪のせいで、正常な判断ができなくなっているのかもしれない。まぁ、こういう日もあるさ。普段とは違う生き方をしてみたくなる日もあるのさ。


 自分に言い訳をしつつ、私は外に出る準備を始めた。

 服は適当に選んだ。普段からあまり頓着しないタイプだが、今日はいつになくどうでもいい。風邪の影響もあるのだろう。


 頭がぼーっとなってしまうせいで、思考にばらつきが生まれる。いつもどんな感じで考えているのだったか。意識していないと、変な言動をしてしまいそうで怖いな。まぁ、思考はいつだって散漫だけどね。

 鼻をずびずびいわせながら、仕度を終える。しっかりと厚着をしたら、お外へGO!


 私は玄関をガチャリと開けて、外へ出た。

 マスクするのを忘れずに。


 …サングラス? してないよ。田茂さんじゃないし。


 はい、月子さんが風邪をひいたので文量も少なめです。

 代わりと言ってはなんですが、今回は他の方の視点が加わります。


 か、勘違いしないでよね!

 けっして、書く気が無かったとか細かに書くのが面倒くさかったとか、超短編の書き方に染まってしまったとか、そんなんじゃないんだからね!

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