表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ローズの恋愛  作者: 睦月
第1章
9/49

09

お気に入り登録100件!!

登録して下さった皆様ありがとうございます!!

皆さまの応援を糧に頑張っていきます!!!!

「…いたたまれない…」


やっぱり乗るんじゃなかった!

何かしら?この出迎えは!?

はぁあああ。出るに出られないぃ!


「どうしたの?ローズ。早く下りないと遅刻しちゃうよ?」


ちっ。これが普通の殿下にはわかんないのよ!

この庶民の気持ちが!!


「…殿下。先に下りて下さい。私は後から行きますから」


とっと下りてもらってこの集団がいなくなったら私も下りよう。


「何言ってるの?一緒に下りればいいじゃない。ほらいくよ」


手をひっぱられながら殿下に下ろされた。


ひぃぃぃぃぃぃ!

視線が痛い!

なんで殿下と一緒に乗ってんだよ!

って視線がぁ!!

はぅ!宰相様まで出迎えてんのか!

あの、呆れた顔。

口があんぐり開いてますよ。


「・・・殿下。わざわざそんなどぶ猫を送り届けて下さってありがとうございます」


ぎゃぁ!宰相様!!

つーかどぶ猫ってひどくない・・・?

首!首根っこ掴まれてます!!


「宰相。ローズをどぶ猫呼ばわりしないで。ローズはちょっとした我がまま猫さんなだけだよ」


ふふふって、笑っても結局は猫なんじゃないか!!

私は猫じゃありません!!


「・・・殿下、本日はご機嫌のようですね。何かイイことでもありましたか?」


「そうなんだよ!宰相、きいてくれる?ローズがね自分から膝枕してくれたんだ!!」


ぎゃぁああああああああ!!

何言ってるんだ、この馬鹿殿下!!

羞恥プレイ続行か!?

みてよ!周りの視線と顔を!

口が開いてますよ!

あぁぁ、宰相がこっちを楽しそうにみてるじゃないですか!


「ほぉ。ローズが自分からですか。それはようございましたね。それでは、このどぶ猫は私の方で仕事をさせますので、これで失礼します」


「うん。頼んだよ。じゃぁローズ。またあとでね」


殿下は周りの集団を引き連れ城に戻っていった。


・・・・・・・

馬鹿殿下め。

次会った時は絞め殺してやる。


「・・・そんなことしたら、お前は死刑確定だな」


「読まないでくださいよ・・・人の心を」


「わかりやすいんだよ。お前は。・・・まったく殿下と一緒にご出勤とはいいご身分だな。さっさと仕事しろ。今日は罰として殿下専用書類の担当だ」


「はぁぁ!?なんでですか?遅刻してないじゃないですか!!」


「ばかか。殿下と一緒に出勤してくる方がなお悪いわ!立場を考えろ!!」


・・・ですよね?

やっぱりそれはまずいよね。

はぁ、殿下専用書類ってかなり種類が多くて大変なのに・・・

くそう、馬鹿殿下め恨んでやる。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ