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episode53 隠し砦の砦の攻略戦

 荒野を西へと進むと断崖絶壁があり、

 その先には荒れ狂う海が広がっていった。


「あれが噂に聞く将軍の隠し砦か」


 ランスロットの視線の先には、

 岬に建つ石造りの砦がある。


「あの砦に将軍は逃げ込みました」


 と、先行していた安室二等兵が報告した。


「それで将軍の兵の数は?」

「150人程度と思われます」


 今、ランスロットの軍勢は1200名である。

 完全に多勢と無勢が入れ替わった。


「天運は我らを選んだようだ。総攻撃!」


 ランスロットの号令で、

 軍勢が砦へと襲いかかった。その時のことだ。

 

「私は絶対不倒の少女機械戦士・庵野カオリ」


 砦から一人、飛び出して来た彼女は、

 銀色のマントに白のビキニアーマー姿で、

 次々と軍勢を倒していく。


「なんて強さだ。バケモノか」


 その圧倒的な戦闘力に兵は怯んだ。

 だが、パワードスーツの俺は、

 彼女の前へと躍り出る。


「私も、あなたと同じ、別の世界から来たのよ」


 彼女は言い、言葉を続けた。


「私は宿敵との戦いの最中で光と闇に包まれた」


 そして光と闇は混ざり合い、


「世界を破壊して瞬時に再生したのよ」


 その再生された世界で、

 彼女の記録はコピーされ魂となり、


「人間として誕生した。そして機械の体の私が」


 この世界に転移してきたのだという。

 その瞬間、俺の目の前の景色も天が光り、

 地は闇に包まれた。


「なんだ?」


 光と闇が混ざり合った空間で、

 俺は、彼女と対峙する。


「俺と君は、いったい何なんだ?」

「問答は無用だ。ただ戦えばいい」


 二人は、その空間で激しく戦った。

 弾丸は跳ね返され、軍用ナイフも通用しない。

 そして、


「アクトレス・キック!」


 彼女の飛び回し蹴りを、俺は受けた。


 バヂッゴオォーン!

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