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episode1 時空の歪み

 新・宇宙世紀。惑星アマテラスにて、

 連邦共和国軍は反政府勢力を制圧するために、

 第三戦闘団を投入した。

 

「手榴弾を投げ込んできたぞ」 


 俺の所属するパワードスーツ小隊は、


 バゴオォーンッ!

 

 市街地での戦闘の真っ最中で、

 エビ型のエイリアン・イセービと交戦していた。


「身を伏せろ!」


 小隊長の伊波(いば)中尉が大声で、

 部隊に指示をだす。

 その伊波中尉が、俺の顔をチラリと見て聞いた。


「軍曹、敵は何処にいる?」

「二時の方向の建物ですよ」


 俺の返答の直後、

 

「大和、ロケットを3発撃ち込め」


 と、伊波中尉は、

 大柄の上等兵に命令を下した。


「了解しました。任せて下さい」


 パワードスーツ着装の大和上等兵が、

 6連装のロケットランチャーを担ぎ、


 シュゴーン、シュゴーン、シュゴーン。


 指示どおり3発、発射する。


 ババッバゴオォーン!


 敵の隠れていた建物は爆発したが、その時、


 ピカアーンッ。


 空が光り、辺りが真っ白になった。


 ドドドドドゴゴゴゴゴオオオオォォォォォーン!


 けたたましい爆音が響くと同時に、

 今度は目の前が真っ暗になる。

 そして、


「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」


 なぜか俺は、漆黒の夜の森の中にいた。

 夜空には赤い月が浮かぶ。


「ここは何処だ?」


 その俺の声を聞いたのか、


「分からんな」


 と、伊波中尉が応じた。


「兎に角、時空に歪みが生じたのでしょう」


 そう言ったのは、大和上等兵である。


「ここは異世界だというのか」


 と、言った伊波中尉は、闇の中で点呼をとり、

 小隊の人員を確認した。そして、


「13名が、この異世界に飛ばされたようだな」


 この先、俺たちの運命は、どうなるのだろうか?

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