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駆け抜ける風

割り当てられた自分のベットの所に行くと、自分の身を隠すマントだけを手に持って壁の穴から飛び出して走り出すが、まだ風の力を使ったりしない。



学園の敷地内では人目に付いてしまうから、肉体だけの全力で走るのだが、それでも並の人以上の脚力で走り抜けるものだから、



「いや……あいつは人間なのか?」



「まるで馬みたい……」



走り抜ける背中が、注目の的になってしまう。



けれど、そんな事よりじいちゃん達の方が大事、足を止める事無く学園の敷地から自分達専用の正門から飛び出すと、そのまま街の路地裏へと入り込み、



「ここで良い」



ぐるっとその場で回転して、人目が無いのを確認してからマントを羽織ると足に風の蓄えて、家の壁を蹴ると、そのまま家の屋根へと登る。



「うん…大丈夫だ」



街の中を風の力を使って疾走すれば、マントを羽織っていようが注目を浴びてしまう。



けれど、屋根の上に登ってしまえば、



「行くぞ!!」



空を近くに見たい物好きか、屋根の修理をしている者でも無ければ、そこに人はいない。



足に蓄えた風を放出すると、体を前に倒すようにして空を疾走する。



一足踏み込むだけで、一軒二軒と家を飛び越えて飛ぶ、ツバメが空を滑空するかのように飛んでいく。

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