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すぐにでも

こんな話ならさっさと抜け出したかったが、話してはいけない話をしてくれたセルロスに対しての恩義がある以上、歯痒い思いをしながらも大人しく話を聞かないといけなかった。



「次に集まるのは来週の月曜日の朝、ここ、学生寮の前だ!!」



「「「はい!!」」」



「……はい」



「それでは解散!!」



学園の中の立ち入ってはいけない所の話は、確かに大事な話ではあるが……聞いていて楽しい話では無い。



見下されているというのか、飼い慣らそうとしているというのか……あれもダメでこれもダメと言われて気分が悪くなってしまったが、それでも、この意味のあるくだらない話が終わったとい事は、



(これで帰れる!!)



心の底から待ち侘びた自由な時間、これから帰れば夕方までには辿り着ける。



急いで学生寮に戻り、姿を隠す為のマントを取りに行こうとするのだが、



「ちょっと良いかな?」



「なに!?」



急いでいるというのに、学生寮の生徒が声を掛けて来る。



「いや……ほらさ、昨日の模擬戦が凄かったから、出来たら剣術を教えて貰いたくて……」



こちらの鬼気迫る雰囲気に、生徒は一瞬戸惑ったが、どうしても教えて欲しいのか喰い下がってくるので、



「剣術なんて無いよ、あれは体術だよ」



パッと答えて、自分には期待に応えられない事だけを告げて立ち去る。



こっちは急を要していたのに、この時間まで我慢していたのだ、他人の用に構っている暇は無い。



「だったら、時間がある時で良いから!!」



「時間がある時にね!!」



しつこい願いに、背中越しに適当な返事を返して、学生寮の中へとイの一番に入った。

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