次の日を迎えて
このあやふやな不安感が煽られる状況で、明日の学園の案内が昼に終わる事、しばらくの自由な期間を与えられる事を教えて貰えるのは、心を落ち着かせる事が出来るが……
「……本当は、この事も教えてはいけないのでは?」
明日の内容を教えるというのは、贔屓をする事になる。
もしも贔屓をした事がバレたら……
「そうね、贔屓がした事をバレないようにしなさい」
ランプの灯り消すと、部屋の中が暗くなってしまう。
魔虫の資料しかない部屋、これ以上ここに居ても仕方無い。
先に出て行ったセルロスの後を追って、自分も部屋から出て行くのであった。
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「という事で、今日回った所が君達が出入りしてはいけない場所だ」
(……馬鹿みたいな案内だったな)
はやる気持ちを抑えて、ベットの上で横にはなれたが、目を閉じて夜を過ごす事は無かった。
早く時が過ぎ去って欲しいと願いながら長い夜を過ごし、遅い朝明けに気がはやるのを我慢したというのに、
「今回は、私が一緒だから問題無いが、絶対に許可無く立ち入らないこと」
「「「はい!!」」」
「……はい」
今日やった事と言えば、庶民がここに入るな、庶民がここに入ったら罰せられるという話ばかり。




