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もう死に目が浮かんでいる騎士で、全員で襲えば殺せるとしても、騎士と騎士の戦いとなっては兵士が前に出る訳にはいかない。



互いに馬から降りると、敵騎士は馬に備えていた、鉄の塊が先端に付いているメイスを手にするのだが、父はそのまま剣を手にする。



父もまたメイスを馬に備えていたが、あえて剣を選ぶ。



フルメイル同士の決闘で、剣を選んだ事に敵騎士は驚いたのか、一瞬だけ身動きが止まったが、すぐ様に突っ込んで来る。



騎士同士、腕は互角……っと言いたい所だが、押し込まれる。



血の鮮血をまき散らし、体に走る衝撃に耐える。



一撃に二撃、三撃、四撃とメイルが叩かれ、反撃をしようと腕を振るが、その動きすら緩慢だと言わんばかりに、腕を弾き返される。



周囲がざわつく。



騎士同士の戦いで、剣を使うのは不利とされるのに、その定石(じょうせき)を覆す父の剣(さば)き。



押し込んでいるのは父の方であった。



本来、雑兵を蹴散らす為の剣術で、騎士に立ち向かう父。



反撃の「は」の字も許さない剣捌きに、敵騎士は防戦一方になって縮こまるが、



『ガッガキィン!!!!ギィン!!!!』



致命傷を与えられてはいない……いや、そもそも剣で殴るだけでは、フルメイル相手には致命傷を与えられる訳も無い。



右手一本の片手で、フルメイル相手に剣をどれだけぶつけても、気絶させるほどの衝撃は与えられない。



防戦一方とはいえ決して不利では無い。



鞭のようにうねる剣だが……



「さぁここからですよ!!縦横無尽に走る剣とは言え、手練れの敵なら、その手数の多さから間合いを掴まれてしまいます」



そう……学園長が言うように、この技を使い続ければ、騎士レベルの相手なら間合いを把握する。



そして、間合いを把握した騎士なら間違い無くすることがある……それは、



「防戦一方だった彼は間合い把握し、考えた反撃の手立ての為に息を整えます!!相手のリズムに合わせ!!相手の決め技に集中して!!」



相手の命を刈り取る一撃を放ってくる。

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