表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

31/86

話をしよう

噂では凄腕の兵士とか、代々続く道場の師範代だったとか、町が魔中に滅ぼされた後に、傭兵となって各地点々としたり、森の中でひっそりと暮らしているとか……まぁ、噂の種が尽きない人物。



「でしたら……」



「そうだね。君の言う事を私が担保してあげたいという気持ちはある……」



町に「何でも屋のおじいさん」が来るなんて、そんな事を知っているのは、町の人物くらいなものあるが……実は町長から雑談で、ある話を聞かされていた。



仕事の依頼をした時に、何でも屋のおじいさんにが珍しく身の上話をして、その話の中で孫がいて、その子をどうにか街の学園に通わせてたいという相談をされたと。



(だとしたら、あの後のはず……)



その時は、まだ珍しい相談をされたという話で終わってしまったが、何でも屋のおじいさんが依頼を達成した報酬に、町長が村の身元保証書を出してあげたのかもしれない。



「君が「何でも屋のおじいさん」の孫なら、確かに秘密を喋るのは良くない事だ……だったらこうしよう、私が幾つか話をするから頷きなさない、そして首を横に振りなさい」



「えっ…でも……」



「君は秘密を喋らない、私の話に相槌(あいづち)を打つだけだ。さぁ始めるよ」



「……はい」



そして、少年にいくつかの話をしていく。



実際に、何でも屋のおじいさんに頼んだ話を混ぜて、薪を用意して欲しいという依頼、ハチミツの採取、獣肉と魚の確保、建物の修繕に使う材料……色々な依頼した話をするが、少年はどれも首を横に振る。



子供が首を横に振るように、どれも町長がお願いした依頼ではなく、町のみんながお願いして来た依頼、ここまでは、子供は正解を導き出して来たのだが、



「町の近くに住みついている野盗を退治して欲しい」



この質問で、初めて子供の首が動かなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ