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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【パニックドイツ篇 20XX/07/22-20XX/07/28】
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今回は並ぶ旅行か?【20XX/07/24 ベルヒテスガーデン①】


雨は余計激しくなってく。折り畳み傘は持ってるけどテンション下がるー。

今回行き先のひとつにベルヒテスガーデンを選んだのは、

ドイツ行こうーと思ってガイドブックめくってたら

岩塩鉱があるって載ってたからだ。

またかよ。と自分でも思う。

いちばん最初の海外旅行でドイツを選んだのも鉱山跡を見たいが為だった。

鉱物がウリ?の街イダーオーバーシュタイン。けっこー田舎だった。(失礼。)

ベルヒテスガーデンにはケーニヒス湖とやらもあって湖も心惹かれたのだが

そこまで回る時間はなさそうだ。


ベルヒテスガーデンの駅にあったロッカー

(1ユーロ。アムスの空港は6ユーロ。)にでかい荷物預けてバス停へ。

なんかもうローカルな感じ。地元の人が利用するバス停と駅って感じ。

観光客ゼロって感じ。

ザルツブルグヴェルグて発音しても通じなくて、

運転手さんにガイドブックの文字を見せてコミュニケーション。だめだめだ。



以前行ったイダーオーバーシュタインの鉱山跡は

私の感じるところ瀬戸内海の鬼が島みたいだった。

観光地で、お土産物屋さんとか一応ちょこっとだけどあって、

だけど施設にあまりお金がかかってない。ちょっと古っぽい。

観光客は確かにいるけどたいした行列はない。私が行った時にいたのも十数人。


ココの岩塩鉱もそういうとこかなーと勝手に想像してたのだが

着いてみたら博物館的なアトラクション的なオーラを発する

近代的な建物がある場所だった。

ミュージアムショップ的なお土産売り場もあって説明映画も流れてて

チケットブースも近代的。

そして入り口には行列ができていた。遊園地のアトラクションのよーに。

今回は並ぶ旅行か?


確かにガイドブックには、

トロッコに乗って探検!みたいなうたい文句はあったけど

ここまでとは思わなかった。甘かった。

手作り感たっぷりな、夏祭りの夜店の隣に並ぶお化け屋敷みたいな、

何十年そこにいるかわかんないような人形がつるはし振り上げる空間を

本物のトロッコのお古に乗って進むんだと勝手に思っていた。

駅に着いた時もずいぶん寂れた感じだったのでますます確信を深めていたのだが、

後で気付いたことだけど、

大抵の人は本数の少ない鉄道で来るんじゃなく車で来るらしい。

でかい駐車場が完備されていた。


行列に並ぶ人は、けっこう雨降ってんのに傘さしてる人とさしてない人が半々で、

なんか不思議だった。

日本人なら100%傘だと思うんだけどな。

フード付きのウィンドブレーカーみたいのを着てる人

(雨合羽のようなのではなくスポーティーで丈が短い)がけっこういる。


そしてこの行列は案外すいすい進んだ。

なんか変だなーと思ってたら

到達したチケット売り場の窓口で、今買えるチケットは

16:11発のチケットだと言われた。

(その時間に発車するトロッコに乗り込んで鉱山探検、

地底湖探検することになる。)

でも16時発のチケットを買えるって言われた今の現在時刻13時。

どうやってそれまでの時間潰すんだ。この寒い雨の中。


想像とだいぶ違う場所だったのにも実は軽く失望していたので

ココまで来たくせに行くのをやめた。

かっこいい博物館は好きだけど人が多いところ嫌いー。


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