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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【だらだらエジプト篇 20XX/08/14-20XX/08/19】
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靴の海。【20XX/08/18 タフリール広場】


今日もう1泊して明日出発のつもりでいたのだが今日出発だった。

出発が明日(だと思っていた)なので、

何時に迎えに来るとか言われてないなー

誰に何て言って確認すりゃいーのかなーとか

うだうだ考えてもいちど日程表とかツアー会社の連絡先とか確認してたら発覚。

あぶねー。ていうかちゃんと日程把握してろよオレ。


今日はちょっとはずれのほうにあるヘルワーンに行こー、と

ガイドブック見ながら考えてたのだがちょっと遠くて不安なのでパス。

適当に街中ぶらついて時間余ったらギザの動物園にでも行くかな。て感じ。

思ってたより早く帰れることになって実は嬉しい。

今回くらい行き先を決めてない旅行もなくて、とっくにネタ切れだったから。

ピラミッド見ようくらいしか考えてなかったんすよホント。

時間余っちゃってたいへんだった。


ただ、ツアー会社の人がいつ迎えにくるのかが分からず、

英語で聞こうにも何て言えばいいんだか通じるんだか不安だった。

そもそもツアー会社の人ではないホテルのスタッフさんに

何時に迎えが来るとか分かるのか。


チェックアウトしてドキドキしながら言ってみたらフライトの時間聞かれて、

それなら14時にロビーに戻って来い、たぶん14時か15時に来るから、と

あっさり言われた。すげぇ。慣れてる。ドキドキして損した。

ついでに荷物預かってくれっつーのは英語でなんて言うんだろうと思いながら

My bag‥‥て言ったらその時点ですべて理解してくれた。

このタグ書け、預かっとくから、みたいな。さすが。



ナイル川を渡るのは涼しくてここちよい。

とりあえずお土産を買わにゃならんので

ガイドブックに載ってたお菓子屋さんへ行ってみることにした。

道には人が本当ーにいなくて、9時過ぎて10時近いのにお店も開いてなくて、

昨日通った時はあんなに賑やかだったのに何?て感じ。

朝早いせいなのか金曜が定休日なのかすら不明。


お菓子屋さんは開いてた。けど完全に観光客向けのお店ではない。

言葉通じない。英語もダメ。

買ってる人が他にいないのでマネもできない。

たぶん好きなのを選んで量り売りしてもらうんだと思うんだけど

自分でとっていいんだかとってもらうんだかも分からなければ

数字も読めない。(致命的。)

困ったけど今更出て行ける雰囲気でもなく(超じろじろ見られた。)

詰め合わせを指差して買ってしまった。


‥‥‥でかい。


クッキーとかだから日持ちはするだろうがうっすいぺらぺらの箱で

もちろんクッキーは真空パックなんかされてなくて

個別包装でもなくて思いっきりしけりそう。

いーや実家の土産に決定。職場にしけったクッキーは持ってけないし。


そしてクッキーの平たくでかい箱を提げたまま適当ーに移動。

一応頭の中に地図思い浮かべながら歩いたのだが

道が放射状になってると方向感覚がどしてもちょっと狂う。

思ってたのとはちょっと違うとこに出て、

でもメトロの駅が見えたのでメトロ使って更に移動。

アタバで降りて出口出てみたらこれまた私の予想とは違う方向に出てしまい、

まぁいいやーと思って賑やかなほうに歩いて行ったらスークだった。

靴とかばんだらけの。

都内の駅の構内とか駅近くの地下道で

ネクタイとかパスケースとか売ってるみたいなノリの。

でもあれより確実に大規模な。


道沿いの店も全部靴だらけ、歩行者天国ぽい道に、

屋台よりももっと簡素なタダの台にバラーと並べてあんのも全部靴。

そしてときどきかばん。abidasの。(まがいもん。)

すげぇ。屋台広げすぎて

人の通る隙間がぎりぎりすれ違えるくらいの幅しかない。靴の海。


アメ横のよーに庶民的なスークを抜けてでかい道に戻ると、

昨日通ったとこと同じ風景の場所に出た。

車道三車線横断(信号なし)とかしながら

地下鉄の駅におりて再びタフリール広場へ。


なんかもう疲れちゃった。昨日入れなかったKFCに入って時間潰すことにした。

あぁもうほんと天邪鬼。連れがいなくてよかった。


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