日本人はケンタッキーを撮る【20XX/08/15 ギザ②】
メンカウラー王のピラミッドは
クフ-カフラー間に比べて格段に離れてる(気がした)ので行かなかった。
行きたいって言えばじゃあ行ってらっしゃーいと送り出されたかもしれないが。
車に戻るとスフィンクスと神殿のとこに連れてかれた。
(スフィンクスの隣には屋根のないちっちゃい神殿?みたいのがある。)
スフィンクスでかい。
神殿は大理石(とノードさんは言ったのだと思う。)の床で気を抜くと滑る。
ミイラはこの神殿で作られたとか作られないとか(うろ覚え)。
最後に、スフィンクスとその背後に見えるピラミッドを写真に撮り、
同じ場所でくるりと180度回転して
スフィンクスの目線の先にあるケンタッキーを撮った。
ケンタッキーはスフィンクスの真正面。
トリビアの泉効果は絶大らしく、
日本人はココにくると必ずあのケンタッキーを撮る、とノードさんは言ってた。
そしてケンタッキーの並ぶ通り沿いのバザール(てかお土産物屋さん)に
連れてかれた。出たー。
お店は広く、なんでも置いてあり、
私の相手をしてくれたおっちゃんは日本語を喋った。
私が中をふらふら見てるとついてきて、ついでに飲み物をくれた。
何を飲みますか?と聞かれてミネラルウォーターを希望。
カルトゥーシュ型ペンダントをしきりに勧められたが
金でも銀でもエジプトの古代文字で名前が入ってても興味ないのでパス。
トルコの時と同じく
母親に布(或いはストールとかその類)買って来いと言われてたので
それを見せてもらった。
でもピンクとか緑の地にピラミッドとか横顔の人の絵とかが描いてある、
いかにもお土産って感じの実用的でないストールばっかで
目を引いたのは地味めな絞り染めみたいなコットンのストールくらいだった。
36ドルだか37ドルだかを30ドルまで値切ったが
そこからは動いてくれない。
かわいいです。いいですよ。て繰り返されるだけ。
30ドルって高くねぇ?とさんざん迷って、
迷ったときの常でノードさんにじゃんけんを挑んだ。
じゃんけんで私が勝ったら買う。あいこか負けなら買わない。
迷うってことはある意味どっちでもいいってことなので運に任せる。
彼女がじゃんけんを知ってて良かった。結局、勝ったので買った。
それでツアーは終了。ホテルまで戻ってきて、
ものすごい不自然でぎこちない渡し方で
運転手さんとノードさんにチップを渡した。
人生初手渡しチップ。
てかこの習慣がある国の人々はどーやってスマートにチップを渡すのだろう。
目の前で財布開けるのもあれだしお札数えるのもあれだし
去り際に渡すってもなかなかお金出てこないし超もたついた。
部屋に帰ってみたら、
枕元に置いた1ドルチップ(この枕チップも人生初)の効果か
ベッドの上にバスタオルで作った白鳥がいた。2羽向かい合わせになった白鳥。
1度ホテルを出て、近くの雑貨屋さんで
水と飲むヨーグルトみたいなのとチョコマフィンと
普通のヨーグルトを買って戻った。
シャワー浴びて洗濯して今日は終わり。時間早いけどもう篭城決定。
疲れた。だるい。
ひたすら寝て、
買ってきたマフィンとヨーグルトと飲み物ちょっと食べて飲んで、
またひたすら寝た。
内容補足。
その昔、「トリビアの泉」ていう
くすっと笑える豆知識を紹介するテレビ番組があって
(番組概要はたぶんこれでざっくりは合ってるはず。)
「スフィンクスはケンタッキーを見つめている」的なネタが放送されてました。
ギザのピラミッドって砂漠の真ん中とかにあるわけじゃなくて
街中からそんなに遠くないんですよねー。
 




