頭注意しろ頭!【20XX/08/15 ギザ①】
そしてピラミッド。ギザ(これが地名だと私は知らなかった)のピラミッド。
カイロからは車で30分かからないくらい?
途中で香水屋寄ったりごはん食べたりしたから正確にはよく分からないけど。
車でぶいーんと坂を上り、
ピラミッドエリア入場券?みたいのをノードさんが買ってきてくれて
車の中で解説開始。
ギザにはクフ王、カフラー王、メンカウラー王のピラミッドが三つあって
大きさはクフ>カフラー>メンカウラー。
クフはカフラーの父親、メンカウラーは孫‥‥だったような(うろ覚え)。
年代とか高さとかでかさとかいろいろ言われたけど忘れたー。
さぁでは自由時間です。時間は何時くらいまでにしますか?と聞かれ、
(時間を客が決められるってのもすごい)
30分くらいもらうと、じゃあ行ってらっしゃーいと外に追い出された。
‥‥‥暑い。すげー暑い。
クフ王のピラミッドはやたらとでかい。
ピラミッドの入口?が見える正面に車が止まって、
そこから右に向かってぐるーと歩いた。
ちょうど真裏に太陽の船博物館があったけど
めんどいし入れるかどうか分からないのでパス。
クフ王のピラミッドは
私が買ってもらったチケットでは入れないので入らなかった。
ガイドブックによるとクフ王のピラミッドは入場制限があって、
午前150人午後150人しか入れないのだそーだ。
特に朝は、開場と同時にクフ王ピラミッド入場券をめぐって
ものすごいレースが展開されるらしい。へぇー。
そしガイドブックにあったとーり、
ピラミッド周辺にはラクダ引きがいっぱいいた。
観光客をラクダにのっける商売人。
でも高いって言うしボるって言うしなにより私の所持金は少ない。
声かけられてもNo thank you。
銃担いで白い制服着て立ってるおっちゃん(警察か?)には
Japanese? と聞かれ、写真撮ったろか? と聞かれた。
観光客慣れしてるなぁ。写真に写る趣味はないので断ったが。
あと日本人もひとり見かけた。大学生くらいの兄ちゃんで、
Excuse me、すいませーんと二ヶ国語で声かけられて
答えたら写真撮ってくださいと言われた。
ツアーですか? えぇ。くらいの会話しかしなかったけど。
彼は正真正銘ひとりだったのか、彼もまたツアーだったのか。
自由時間消化して車に戻ると
ぶいーんとカフラー王のピラミッド前まで連れて行かれた。
‥‥車使うまでもなく歩いて5分の距離なんだけどな。
自由時間に既に軽く見たんだけどな。
私はてっきり、さっきの自由時間で
ピラミッドに費やす時間はすべて終わりなのかと思っていたが、
ノードさんはカフラー王のピラミッド前でまた解説をすると
ピラミッド内部に入るためのチケットを買ってきてくれた。
このチケットで入れるから。入り口はあっち。私は車に戻ってます。
と言って彼女は去って行った。ビジネスライク。
ごはんの時に聞いたが彼女は週に2、3回以上ピラミッド見てるらしい。
仕事だし。
彼女にとっては遺跡でもアミューズメントパーク的なところでもなく、
ただひたすら暑いだけのところなんだろうなココ。
カフラー王のピラミッドは、帽子かぶってるみたいに上のほうだけ色が違う。
昔は上のほうだけじゃなく、
全部が化粧石(とノードさんは言ったのだと思う。)に覆われていたらしい。
クフ王のも。
レンガ積み上げたまんまの段々状態ではなくて、
綺麗にすべすべな面でもっと白っぽかった、らしい。
カフラー王のピラミッド内部は入り口がむちゃくちゃ狭くて
通路はぎりぎりすれ違えるかなーくらい、
中の温度は外より低いのかもしれないが蒸し暑かった。空気がしけってた。
しかも薄暗い。
下り坂になった通路を下りきったあたりに
照明が届かない暗ーいところがあって、
何も見えないーと思いながら慎重に進んでたら、
私の進行方向から来た人に、頭注意しろ頭!と英語で言われた。
何かと思って手で探ったら、ちょうどおでこの真ん前に壁。
いきなりがくんと天井が低くなってた。ひっかけだ。罠だ。
わざわざこのポイントで照明落とすなんて。
気付くのがあとすこし遅かったらおもいっきりおでこぶつけてた。
一本道で、下った後上りになって、小さい玄室?に出てそれで終わり。
なんだこんなもんなのか。ちょっとつまんない。
トルコの地下迷宮(宮殿だっけ?)の方が凄かった。
いやそもそも規模も目的も違うけどな。




