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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【わくわくトルコ篇 20XX/08/14-20XX/08/19】
29/114

アニョハセヨー【20XX/08/16 ギョレメetc.③】


夜何度か胃が痛くて目が覚めた。食べてねーからだろ。て感じ。


朝ごはん食べに行ったら2番のりで、食べてるうちに人がわらわら来た。

バイキングというか、自分で食べたいものをとって食べる朝食だったのだが、

その一角にコンロとフライパンと卵が置いてあって

え、これ勝手に焼いていーの?と思ったらTIP BOXが横に置いてあった。

私がうろうろしてた時には人がいなかったので断念したが、

後で見たらコックコート着た人が卵を焼いていた。


どんどん増えてくる人をぼーと見ながらもそもそ食べてたら

日本風の顔立ちの人と目が合って、

あーちょっと不躾に見すぎたか?と思ってたら

まっすぐこっち来て向かいの席に座ってきた。


話しかけられたけど英語じゃない。

??という顔をしたら”Are you japanese?”。

韓国の人だったらしい。

韓国人に韓国人と間違えられたらしい。

後から来た彼の連れもアニョハセヨーと声かけてきた。

話してみたかったけど、えーといつこっちに来たんですかって

英語でなんて言うんだっけ?と思ってるうちに

タイミング逃して食べ終わってしまった。私が。

こういう時、自分の語学力のなさと度胸のなさを痛感する。



ガイドさんには9時20分に迎えに来ると言われたけど

来たのは40分くらいだった。

(ガイドさんは昨日と同じおねーさんだった)

ギョレメのペンション(昨日ツアー客が降りたところ)に連れてかれて

更にそこで待つことしばし。

昨日集合時間に遅れた私を

ツアーのガイドさんと一緒に探しに来てくれた兄ちゃん

(後から聞いたら大学生だそーだ)がいた。

彼は朝の気球ツアーにも参加したそうだ。

けど5時半集合と言われて待ってたのに来たのが6時半。

気球の上からSunriseを見よう!というのが

ウリのツアーだったはずなのに既に日は高く昇っていたとか。

まあ飛行機でさえフツーに遅れるしな。

ていうか日本人がきっちり几帳面で律儀なんだって気もするけど。



今日のツアーは地下都市と

ナントカ言う渓谷(名前聞き取れませんでした。)を回る予定で、

私は谷はどうでも地下都市に行きたくて参加していた。

私は全く地下に弱い。暗くて広くて洞窟風なところにむちゃくちゃ弱い。

地下都市はこの辺りにはいくつかあって、

私が参加したツアーが行ったのはデリンクユの地下都市だった。


もちろんクーラーがあるわけじゃないけど地下だけに涼しくて、

蟻塚みたいで、トンネルというか空間が立体交差したりしていて

むちゃくちゃ私好みにかっこよかったけど団体ツアー客でごった返していた。

狭い通路だと人がつかえて待たなきゃいけなかったりするくらい。


通路が狭いのは、敵が侵入してきたときに

きっちり塞いで篭城するため、らしい。

通路を塞ぐ丸い石みたいなのもあった。

ガイドさんは要所要所で、

ココはキッチンだとかワイン蔵だとか説明してくれるのだが

なにしろ英語なのでこう言ってるぽいなーという雰囲気しか理解できなかった。

何フロアも縦に貫く深い穴は

エアコンディションの役目を果たすと同時にエレベータであったらしいとか

煮炊きする煙はenemyに見つかるので夜にしか煮炊きしなかったらしいとか

教会とおぼしき部屋や学校とおぼしき部屋もあるらしいとか。

何処までちゃんと聞き取れてるかは私自身にも分からない。

こういう時、英語が完全に分かったらもっと面白いのにと思う。

ココにはキリスト教徒が隠れ住んでたらしいのだが、

彼らのenemyが誰なのか、私には分からないのだ。


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