もうとっくに結婚してる年だよ。【20XX/08/15 ギョレメetc.②】
最後の締めにこれまたきのこっぽい岩が林立してるところに行った。
ここのはちょっと大きくて、しかも中が掘られて部屋状になってて、
入れるようになっていた。
ガイドさんは英語でぺらぺら喋るので殆ど意味分からなかったが、
ガイドブック流し読みしたところによると
このへんのそーゆう洞窟ぽい家(?)には
キリスト教徒が住んでいたらしい。らしい。
歴史はともかく(いやそれもまた面白そうではあるのだが)
私はこの形状に惹かれてココに来ることに決めたのだった。
洞窟とか秘密基地とかそういうの大好き。
今はからっぽでなんもなくても梯子がたよりない上に急角度でも大好き。
ハイ今から自由時間、何分までに帰って来い、みたく言われたので
片っ端から覗いて上って入ってみた。
ちなみに周りに生えてる背の低い木、なんだろなーとしげしげ見たら、
どうやら葡萄であるらしかった。
誰かが植えて育ててるのか自然に生えてるのか知らないけど、
そういえばカッパドキアはワインの産地でもあるみたいだった。
(ワイナリー連れていかれたしな)
更にうろうろしてみると、ちょっと高台になってて
そこからぐるーと洞窟ぽい家の屋根(?)づたいに歩けるところを見つけて
高いところ好きなのでよじ登ってたら
ガイドさんとツアー客の兄ちゃんに探しに来られた。時間ですよーみたく。
私のてのひらサイズの目覚まし時計ではあと5分あったのよごめん。
ツアーが終わると日本人と欧米系の何人かはホテルに送られて
(ホテルっていうかペンションみたいなとこだった)
私は、たぶんこれからバスで他の場所に出発する韓国人の人とか
ひとり旅風の男性とかと一緒にオフィスに戻った。
オフィスでボスを待て、と言われて、
最初に勧誘してきたラマザンくん(16歳)と再会。
チャイをみんなに出してくれて、ぽけーとしてたら
あんたはいつココを発つのかみたく話しかけられ、予定を話したら、
じゃあバスのチケット買いに行こう!みたく言われて
明後日の朝7時発カイセリ行きのバスのチケット買うのを手伝ってもらった。
正直、これってチップ渡したほうがいいのかなーと迷った。
トルコにはチップの習慣はないって情報だったけど
少しは期待されてんのかなーと思わないでもなかった。
でもありがとうって言うだけで、チップは渡さなかった。
なんかお金渡すのってやらしい‥‥と思うのは日本人的感覚なのだろうけど。
オフィスに戻ってからも相変わらず社長が帰ってくる気配がなく、
暇だしラマザンくんはやたらと話しかけてくるので(英語で)
私も応じて話しかけ返してみた。
キミはいくつだ。何やってる人だ。
うわ26って言ったらもうとっくに結婚してる年だよ。
僕はハイスクールが休みの日は朝5時(って聞こえた)から
ここに来て観光客を探して勧誘してる。
とかなんとかそういう感じ。
けど彼はキレイに文法にのっとって喋るのに私は見事にカタコト。
単語の羅列。
しかも彼は学校で5年ほど習っただけだという。
私8年やっててコレです。ごめん。
社長さんがよーやく来たところで、
私は明日のツアーも参加すると言ってお金払った。
なんかもうバス探したりするのめんどくさくなっちゃったのだ。
それにごはんがつくし。意外といろんなひとと喋れそうだし。
商談(?)が済むと
社長さんともうひとりの人が車でホテルまで送ってくれた。
この後の予定はどーよカフェとか行かない?みたく誘われたけど断った。
疲れたしお金もないし。
ホテルに帰ってシャワー浴びて洗濯して、
持ってたカロリーメイトと水でごはんも終了。
よく考えると朝ホテルで食べて飛行機でサンドイッチかじって以来
水しか飲んでない。
でも不思議と食べたいーって感じにおなかがすかない。
もーいーや食いたくないなら食うな。て感じ。




