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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【わくわくトルコ篇 20XX/08/14-20XX/08/19】
24/114

時計忘れた【20XX/08/14 成田-モスクワ-イスタンブール】


時計持ってくるのを忘れた。目覚まし時計は持ってきたのに。

トルコリラは日本では扱っていないというので現地で両替しようと思ってたのだが

空港にあったトラベレックスという両替のお店(?)では扱ってたので即買い。

あれは銀行では扱っていない、という意味だったらしい。

現地に到着するのは夜中の1時の予定。

これで、空港からホテルまでタクシーで行くつもりなのに

リラなくて大丈夫かなーという不安は解消された。

ていうか行く前にもうちょっと調べろオレ。と思うけど。

ユーロあるから平気かなと。相変わらず泥縄。



成田-モスクワ間の機内では、

隣の席の32、3とおぼしき日本人のお兄さんに話しかけられた。

パリのレストランで働いててこれから戻るそうだ。

彼は飛行機では全然眠れないと言ってたが、

私は話相手もそこそこに遠慮なく隣で爆睡してた。ごめん。

レストランの前はパン屋さんで働いたとかゴルフ部だったとか

女の子のひとり旅は危ないんじゃない?とか

ホモに2回ナンパされたことがあるとか弟がいて中国好きだとかを聞いた。

国文学科だったとか辛いもの嫌いとか

好きなタイプは特にないとか今まで何処行ったとかを話した。


彼がパリで一緒に働いてた人が今度北海道でお店をひらくとかで、

雑誌の記事かなんかのコピーみたいなのを見せてもらった。

手渡されたからくれたのかと思ってそのままリュックにしまったら

彼は見せるだけのつもりだったらしく、

「いやそれはあげられないんだけどね」と笑われた。

ごめん。ボケた。初対面の人の前で恥ずかしい。



分かってて航空券買ったんだけどモスクワの空港ではえらい待った。

到着が17時半くらいで出発は23時過ぎ。

出発まで時間がありすぎるせいか、

Transferのカウンターで航空券もらった時も

GATE(電車でいう×番線のホーム、みたいな感じ。飛行機の搭乗口?)が

空欄になってた。

この待ち時間を乗り切るために未読の文庫本持っていったのだが

途中で読み飽きた。

座りっぱなしだったせいか膝痛いし時間が時間だけに眠いし。


途中、日中韓系の顔立ちの女の子に

Excuse me,what time is it? って聞かれた。

知らん。ごめん。てかこの空港なんで時計がないんだ。

日本人? 何処行くの? Are you a travelar? と

聞かれて答えた。けど眠くて頭働かなくてそこで会話終了。

彼女は時間やGATEを確かめるみたいに何度かうろうろしてたけど、

無事乗れただろーか。


日が落ちたモスクワの空港は、隣に座ってたおにーさんが言ってたみたいに

「やる気ねー」って感じに薄暗かった。

でもこの世紀末感漂う荒んだ雰囲気、これはこれで私は好きだ。

ってフォローになってないけど、フォローとかじゃなく、私好み。



ようやく乗れたモスクワ-イスタンブール間の飛行機の座席は

やたら間が空いててシートが立派で

これビジネスクラスじゃね? って感じだった。

たぶんそうだったと思う。

窓からミッドガル(FFⅦの)ぽい夜景をちょっと眺めてから、

眠くて眠くてノンストップで寝た。

機内食とか出てこなかったのは寝てたからか夜中だからか。



で、イスタンブール着が夜中の1時過ぎ。空港出たら2時過ぎ。

海外でタクシー乗るのは初めてだ。

ぼったくられるとかロクな噂聞かないし何処連れてかれても判らないし夜中だし

ちょっとびびってたのだが、タクシーは軽く道に迷っただけで無事到着。

たぶんぼったくられてもいない。


でもホテルには来れたけど、旅行代理店に頼んでおいた、

ホテルのフロントで受け取れるハズの国内線の航空券が届いてなかった。

ホテルのフロントさんは明日来るんじゃない? と言う。


明日は8時25分の飛行機でカイセリに発つ予定なのでさっさと寝た。

(目覚ましを忘れなかったのはこのためだ。

「モーニングコールする?」って言われて頼んじゃったけど)



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