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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【はじまりのドイツ篇 20XX/08/07-20XX/08/12】
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ドイツまで来てマックかよ。【20XX/08/08 コブレンツ】


15時まわるまで時間潰してからホテルにチェックインした。

部屋は予想に反してほのかに涼しく

(たぶんクーラーじゃないと思う。窓開けてあったし)

ぐだーとしばしベッドに突っ伏してから

時刻表調べてさー飯食うぞと思って再び外へ。

ほんとはライン川沿いの屋台(?)いっぱいあるとこで売ってた

ソーセージかなんかを挟んだパンが食べたかったんだけど、

一度涼んでから外に出ると余計に暑さがこたえた。

陽射しも痛いし目も痛いし頭もちょっと痛い。

駅前のマックを見たら、

涼しげな店内と冷たい飲み物の誘惑に勝てずふらっと入店。

ドイツまで来てマックかよ。


ところが店内は冷房が効いていなかった。

それでもまぁ炎天下よりは涼しいけど。

そしてアイスコーヒーもアイスティーも見当たらなかった。まじか。

私の語学力の問題で、ほんとはメニューに書いてあったのに見逃したのかもだけど

少なくとも「コーヒー(アイス・ホット)」みたいな書き方はしてなかった。

しかもメニューを指さして注文すればいいやと思って入ったのに

メニューは上の方にあってカウンターの手元にはない。まじか。

ドイツ語でも英語でも流暢に話せないし、

しかたないので「マックチキン!」とかめちゃめちゃカタカナ発音で強行突破。

受けて立つ店員のおばちゃんも強硬派だった。

横長の箱に入って出てきた「マックチキン」を見て

「ナゲット」と間違われたと思って

「マックチキン! マックチキン!」て連呼する外国人(私。)に対して

「Mac Chicken!」と箱を持って断固として答えて納得させ、

「drink?」と繰り返し聞いて「コーヒー」の答えを引き出すと、

最後には「potato?」。

え? ポテトなんて頼んでないよ? と表情だけで答えると

ジャンプして上のメニューのスーパーなんたらセットの場所を指さし、

「マックチキンとドリンクにポテトがつけばこのお得なセット価格だろうが!」と

身をもって示してくれた。

勢いに押されてセットにした。


出てきたコーヒーは有無を言わさずホット。

大きさは聞かれたのにアイスかホットかは聞かれなかった。

ポテトは多くて残した。


マクドナルドを出た後、

どーしても無糖紅茶か無糖コーヒーの冷たいのが飲みたくて探し回ったけど

結局見つけられなかった。

駅前の自販機で買った缶紅茶はピーチティーって名前で炭酸入りで甘かった。

冷たいジュースも炭酸ばっかり(炭酸苦手)。まじか。これが外国か。



今日のホテルは昨日のホテルより涼しい。

ちょっと古っぽくてレトロな感じがすてき。しかもお風呂にはバスタブ付き。

鍵のキーホルダーが昨日のホテルと全く同じで色違いなのには驚いた。

ドイツではメジャーな形なんだろうか。

日本のビジネスホテルだと四角柱のが多いみたいに。

部屋の雰囲気はすごいかっこいいのだが、惜しいことに冷蔵庫がない。

ペットボトルに水入れても冷やせない。冷たい飲み物も冷たさを維持できない。

今日の気温、街中で見た電光掲示板を信用するなら40℃(!)。

数字のわりにまだ大したことないと思えるのは

やっぱり空気がからっとしてるからかなーと思う。

だけど40℃。暑い。


当時、日本にマックチキンはありませんでした。

旅行から帰ってきた後、日本でマックチキンが販売されて

なんだか不思議な気分になったのを覚えてます。

今はもうなかったっけ? 最近マック行ってないからわからないですが。

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