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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【ぜいたく箱根篇 20XX/01/10-20XX/01/11】
105/114

漫画喫茶がめちゃくちゃかっこよくなった感じ【20XX/01/10 強羅】

そして夕方、本日のお宿へ。

今回の旅行はこの宿に泊まりたくてここにした。

図書館か本屋さんみたいにずらっと素敵に本が並んだホテル。

本読むためのソファもゆったりあちこちにあって

ドリップマシンの珈琲お茶飲み放題、

お茶請けお菓子もかっこいいガラスの大瓶に入ってて食べ放題。

漫画喫茶がめちゃくちゃかっこよくなった感じと言ったら

途端に安っぽくなるけどそうかもしれない。マンガないけど。


私の相場からするとだいぶお高いお宿なのだが、

吹き抜けの空間のでかいガラス窓とそこに並ぶ本棚がかっこよすぎて

ずっと前に雑誌で見て以来ずーっと来てみたかった。

お部屋すべてに露天風呂つき、

夕飯は一品ずつゆっくり出てくる豪華なやつ。

値切りに値切った末のプランなので

お部屋は指定ではなくお任せなのだが今回超当たり。

2階の部屋で、テラスにある露天風呂の向こうには

ハンモックまで吊るされている。

お部屋はゆったり、椅子はモダンなロッキングチェア。

小さい冷蔵庫には水と蜜柑ジュース(宿泊料に値段込み)、

ここにも珈琲マシンがあってお茶セットもあって

すべてがシンプルかつかっこいい。

うはーこんなとこ泊まったことない。


ゆっくり出て来るごはんは正直

手持ち無沙汰なんじゃないかなーと思っていたのだが、意外と大丈夫だった。

でかいアイランドキッチンの厨房を

ぐるりと囲むカウンター席のレストランは、隣との間がだいぶ空いてる。

本をゆっくり読んでゆっくり過ごすのがコンセプトのお宿なせいか、

おひとりさまがだいぶ多い。

料理の準備をする人を見るのも

いちいちのお料理を説明してくれる感じも非日常的でおもしろかった。

んーあるいは私が大人になったか、より図太くなったのかもしれない。

ごはんは素材の味を生かしたって感じで味付けは決して濃くなく、

大きなお皿にちまちまと美しく盛られていた。

すぐなくなっちゃうのがもったいない。

けどいろんなお料理がでてきて

1コース全部食べるとおなかいっぱい。

旦那と子供の好みではないだろうけど私は好き。

ひとりできて大正解。ご褒美感がハンパない。


そして部屋付き露天風呂はめちゃめちゃよかった。

温泉って着替え持って行って脱いで入って戻ってくるのが

超めんどいのだがそれがない。

誰もいない。

好きなだけ好きなように入ってられる。

何度も入りたいほどの風呂好きではないけどこれいいなー。

ホテルの雰囲気も控えめに言って最高。

ここ気に入った。

寒すぎてバルコニーのハンモックで

本読んだりぼーっとしたりできないのがめちゃくちゃ残念。


明日はゆっくり出て、大涌谷行ったら帰ろっかなー。

がんばって時間かけてあちこちいかなくても別にいい気分になってきた。


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