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風の吹くまま、気の向くまま。  作者: sugarpot
【ぶらぶら九州篇 20XX/09/13-20XX/09/19】
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湯屋には湯舟がない【20XX/09/19 延岡-杵築-下関】


朝早い時間帯は好きだ。空気の匂いが違ってる気がする。

やっぱりもう秋のせいか、涼しい。すこし肌寒いくらい。

東の方がうっすら朱色で、空はパールっぽい水色だ。

雲が(これも真珠白って呼びたいような色の雲が)ぷかぷかしてる。

長崎出た時から昨日まで雲一つなくすかっと晴れてたので、

なんか久しぶりな感じの天気だ。もちろん晴れは晴れなんだけど。

昨日はあんまり眠れなかった。

頭がぼーっとして体とうまく連携できなくて、

体だけ勝手にすり足で進んじゃう夢見てちょっとこわかった。

人と一緒にいたのに、その人を置いて体が歩いちゃう。

やばい戻れと思ってもだめ。


下関で夜行バスで帰るつもりなのだが、時間が余るので

下関へ向かう電車は杵築で途中下車することにした。

予備知識ゼロ。雰囲気と名前だけ。

でも降りてみると、雰囲気があって何処かこぢんまりしてて

ふらっと散歩するにはすごくいいところだった。

大原邸は古い武家屋敷(?)を立て直した茅葺屋根のお屋敷で、

私が行った時は土間みたいなところで火を焚いて屋根を煙でいぶしてた。

煙でいぶさないと、茅に虫がついちゃうのだそうだ。

湯屋には湯舟がなくて、たらいに湯を張って使ってたとか

(そうすると使う薪の量を節約できるのだそうだ)

客を通す用の二間だけ壁が白いとか

客間の隣の控えの間には護衛の武士が控えてたとか(かっこいー)

お屋敷のスタッフさんにひととおり話してもらってしまった。

お城も見に行ったが、お城は小さくて復元されたものだった。

こぢんまりしてるものの、街並みも保存されてる。

ミックスソフト(みかん&バニラ)もすごいおいしかった。


ゆっくりしてから下関へ向かったが、電車の中はつらかった。

なんでか知らんが暑いのと眠いのと頭痛いのと退屈が同時に起こった感じだった。

いまさら疲れてるんだろうか。

宇佐を出ると風景は街っぽくなるばっかりであんまりおもしろくなかった。

ぼーっとしてた。寝た。

門司から下関間も、海の下を通るのかーとわくわくしたけど

思ったよりずっと短い上にあっけない。つまらん。

下関の駅は潮の匂いがする。

海水浴場の匂いじゃなく、生ごみっぽい港の匂い。

夜行バス対策でパン3つを食いだめした。ちときつい。

バス乗り場がわからないので駅員さんに聞いたら、

フツーの市バスのバス停だった。びっくり。いいのかこれで。

家に一度電話したが出なかった。

もーちょいしたらかけなおそうと思う。


これも記憶がほぼないです。

でも杵築は覚えてる。かわいらしい感じの町でした。

ソフトクリームもめっちゃ覚えてる。

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