幸福な日々
私には付き合って5年になる彼氏がいる。
今日は彼の家に泊まりに行くことになっている。
「里美、待った?」待ち合わせ場所に彼が少し遅れてきた。
「ううん。全然。」
私はそう言って彼の腕に自分の腕を絡めた。
私たちは家に着いた。夕飯は彼が作ってくれた。カレーライスだった。私の好物だ。
私たちは美味しいね、と言いながら食べた。
「じゃあね。」
「また。」
私たちは短い挨拶をして別れた。
私は電車の中でもずっと昨日のことを考えていた。
そして思った。この幸福な日々がずっと続きますように。