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心中(しんちゅう)

作者: UmberCopal

相手にメッセージが送れなくなっているのに気づいた時に体の中で全ての行いが止まった。くだらない、しょうもない出来事。


ひとしきり考え直しても、やはり僕は悪くない。

それから死にたくなった。その後殺して欲しいと思った。

だけど、でも、僕はやっぱり悪くない。


無の時間。連続再生していた昔のバラエティは一時停止のまま、携帯は開いているだけ。飲まない、食べない、10秒ごとに無に気づく、そして忘れる。


楽しいことがなくなってしまった。大切な友達がいなくなってしまった。


いやあでも、前から関わるべきでないと思ってはいたのだ。大切なら眺めるだけにすれば良かったと1番最初に口にしていたのに。


なんでこんなふうになっちゃうんだろう。


無価値、無意味。


でも、怒りや憎しみはわかない。

僕はいつか仲直り出来ると夢想して一生やり過ごすから、できればどこかの誰かに僕の悪口を吹き込んでくれるなとは思う。


相手が嫌った僕の一部分はきっと僕の中に本当にある醜い本質である。だけど、反論が許されるなら、他の誰もはただ隠しているだけだ。隠すのが礼儀と言われたら、そうですか、ごめんなさい。何も言い返せない。


僕の見てくれはいつからか、今からか、生まれてこの方なのか、貼り付けられたような偽物っぽい誰かよくわからないような見てくれだと思った。これが本当に僕なのかといつも問うてしまう。


僕はなんなのか、答えがない。

何故ならそれを知る友に皆嫌われたからである。誰も真実を告げぬまま、何もわかっていないとされる僕に何もわからせようとせずにく。


嫌われてごめんなさい。

僕が悪い人間なのがいけないのです。

助けてください。殺してください。死にたい。

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