喫煙
自分は喫煙者だ。吸うペースはまちまちだが大体一週間に二箱は吸う。煙草は一箱に二十本入っているので一日で換算すると五本から六本だ。これが多いか少ないかは私には分からないが膨大な本数を吸っていると吸わない人からそう思われても仕方ないだろう。
喫煙、と聞くと良いイメージを持つ人間は余りいないだろう。自身の寿命を縮めるのは言うまでもなく、副流煙に関しては他人の寿命ですら縮めてしまうのだから少なくとも健康的には良い物では無い。吸わない人間はこう思ったことはないだろうか?「煙草は排除すべき」だと。
煙草の危険性に関しては先ほども書いたとおりだ。煙草そのものは「毒」である。では何故喫煙者は存在するのだろうか?これには色々な理由があり正解など存在しない為、とりあえず自分を例に挙げてみる。
自分は「死にたい」と思って煙草を吸い始めた。そこに至った経緯については話さないが、吸うきっかけになったのはそれが理由だ。
では今はどうかと言われるとただただ惰性で吸っている部分がある。もちろんそれが全てではないが少なくとも「死にたい」と思って現在も吸い続けている訳ではない。後は精神的に少し参っている状況で心をスッキリさせたいがために吸う時はある。多少なりとも煙草によって救われている部分は存在する。
最近、禁煙運動なるものが流行っている。正直に言うが、自分はそれに賛成する事が多い。路上喫煙や喫煙している歩行者、煙草を道端に幾度となく捨てている人間などを見ると軽蔑してしまう。よってなるべく自分は喫煙所や自分の家で吸うようにしているのだがその喫煙所もマナーの悪い喫煙者が多い為、あまり見なくなってきた。
これを見た人たちは喫煙についてどう思うか、是非自分の頭で考えてみて欲しい。煙草はやはり禁止するべきか、そうでないか。どちらが正解かではなく自分が正しいと思うのはどちらか。そのように考えることそのものに意味があると自分は考える。考える事を放棄し、他の人間が言っているから禁止だとか、吸っているから禁止するのはおかしいだとかそうやってただ意見に流されているだけなのはやめて欲しい。禁煙運動などは全員がそう考える事で初めて意味を成すと自分は思う。