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第2話

時間は過ぎ朝日が登り始めた。

「ルイス。仲間が着いたぞ」

「アモールさん。わざわざ報せに来てくれんですね。ありがとうございます」

「励ますついでにな」

「もう大丈夫ですよ」

「そうか。なら良かった」

「一つ聞いてもいいですか」

「いいぞ」

「貴方はなんでそんなに…」



「ルイス!話は聞いた。だいぶまずい状況だね」

トリスタンがそう声をかけてきた。

「来てくれてありがとう。状況は聞いた通りだ。でもこれはチャンスだ。ウーティスCo.は今、全勢力を使ってクロノスCo.を攻めている。つまり守りは薄い」

「ウーティスを打つのが先から、クロノスが打たれるのが先か。時間との勝負だな」

イーズがそう言ったあと、アモールさんの顔を見て固まった。

「これがルイスのチームか。いい人材だ!見たところ優秀な人ばかりじゃないか」

アモールさんはそう言って豪快に笑った。

「この人笑い声大きすぎー」

「バカかアンナ!この方を誰だと思ってる!」

「何を焦ってるのイーズ」

「この方は、世界に名を轟かせる五大知将の内の1人。オデュス・アモール様であられるぞ!」

「聞いたことあるけどあまり知らない。凄い人なの?」

「凄いも何も、この人が戦をしたら」

「話はその辺にして。攻める準備を整えろ」

「わかりました!!」

「アモールさん。周囲の情報取集で得たものが」

「ご苦労様。早速教えてもらえるか」

「はい。アモールさんが気にしていた、ここの地域の気温なのですが、いつもはこの時期暖かいようでここ数日が異常なほどに気温が低いとの事です」

「そうか。となるとこの先にいる奴はアイスで間違いなさそうだな」

「はい。国の気温を変える者となると氷の覚醒者であるアイスしか考えられないです」

「わかった。君たちは少しここで休んで行くといい」

「ありがとうございます」

「ルイス。ここに皆を集めてくれ」


アモールさんのもとに、ボク達を含めた力の能力者1万と3人。知恵の能力者1万と4人が集まった。

「今!クロノスCo.は敵の攻撃を受けている!その敵はウーティスだけでは無ない!『ユリシーズ』『クロロス』の2カ国がそれに手を貸している!いくらクロノスといえど、そう長くは保たない!だが失望はするな!我々ならそれを救うことができる!ウーティスCo.を潰すことそれがクロノスCo.を救うことに繋がる!会社を守った英雄になりたくはないか。我々に出来ることはクロノスCo.の無事を祈ることでも、絶望する事でもない!!我々は知っている!クロノスの強さを!!我々は知ってる!クロノスCo.の強さを!!この戦いで証明しよう!我々が最強だと言うことを」

2万人の唸る声が辺りに響き渡る。

「俺たちは俺たちの仕事を全うしようじゃないか。お前達には…俺がついてる」

一人一人の強い意志が声になり、2万人ものその雄叫びはボク達の心を響かせた。

「美しい…」

トリスタンの口からその言葉が溢れ落ちていた。

「ルイス達にはこの軍をの先頭に立って引っ張っていて欲しい」

「そのつもりです」

「それともう一つ。この先にはアイスという氷の覚醒者がいる。この気温の低さもそいつの能力だ。体温が下がると動きが鈍る。ここからの戦いは厳しいものになると思っていい。だからこそ常に先頭に立ち、前を照らす道を作って欲しい。頼めるか」

「ボクの力は前を照らすための力です」

「いい能力だ!ここにいる者のスーツには体温を保つための機能をプラスしてある。だが限界はあるから気をつけろ」

「わかりました」

「皆準備はいいか!」

「はい!」

「じゃあ、行こうか。出陣だ!!!!」

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