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第29話 最近カップ麺のスープをこぼして胸を火傷しました

 時間は少し遡り、栄治が丘の上から盗賊達の拠点に突撃を仕掛ける少し前。優奈は、盗賊によって放り込まれた檻の中で、自分自身を奮い立たせていた。


「大丈夫、栄治さんがすぐに来てくれる。私は1人じゃない、だから勇気を出してこの檻から出るのよ優奈。私には軍団の皆がいるし、栄治さんもいる。何も怖くない」


 小さく呟いて、自分自身に言葉をかける優奈に、レオンの姉であるクリスティーンが、心配そうに彼女に声をかける。


「あの、ユウナさん。大丈夫ですか?」


 気遣わしげに声をかけるクリスティーンに、優奈は振り返ってクリスティーンと顔を合わせて、勤めて笑みを浮かべて言う。


「はい大丈夫です! 絶対にクリスティーンさんにはレオン君と再開してもらいます!」


 力強く優奈は言うと、心を決めて木製の檻の扉を掌で思いっきり叩いた。

 ギフトの力で身体能力が強化されていて、トロールの剣撃すらも受け止められる優奈にとって、丸太をロープで括って作られた檻の扉を吹っ飛ばすことなど、豆腐を手で千切るのと同じくらいの感覚である。

 ドォン! と言う大きな音と共に、檻の扉は遠くまで吹っ飛んでいく。当然その事に、盗賊達はすぐに気が付いて、何事かと慌てて優奈がいる檻に殺到し始める。

 優奈は、その様子を見て急いで檻の外へと飛び出すと、自分の軍団を展開するために大声で叫んだ。


「軍団展開‼︎‼︎」


 彼女の叫びが辺りに響き渡ると同時に、一斉に光の塊が現れ、それはすぐに兵士へと形を変えて、軍団を形成する。

 今の優奈の軍団は、軽装歩兵、弓兵、剣士の3種類で構成されている。その3種類の兵種の人数は、以下のようになっている。


 剣士   200名

 軽装歩兵 120名

 弓兵   60名


 合計   380名


 兵士の雇用コストが半減し、属性ポイントが多く貰える栄治の軍団と比べると、優奈の軍団は兵種が少なく、規模も小さい。しかし、今この拠点にいる盗賊達の人数は、多くて100人程である。しかも、すぐに栄治の軍団が合流すると考えれば、彼女の軍団でも充分すぎるほどの戦力である。

 優奈を捕らえようとしていた盗賊達は、彼女の周りに急に出現した軍団に、度肝を抜かされ顔面蒼白である。


「うわぁ! なんなんだこいつらは⁉︎ 一体どこから現れた⁉︎」


「光の中から急に現れたぞ⁉︎」


 突如として出現した優奈の軍団を見て、混乱の極みに至る哀れな盗賊達。その中の1人が、目に前の軍団の正体を言い当てる。


「光と共に現れる大軍………軍団を自在に操りし者……グンタマーだ……この軍団はグンタマーの軍団だっ‼︎」


 その叫び声に、周囲に一斉に動揺が走った。


「グンタマーだと⁉︎」


「な、なんでここにグンタマーがいるんだよ……」


「誰だっ‼︎ 誰がグンタマーを連れて来た‼︎」


 盗賊達が口々に叫ぶ。その内容は、目の前の状況を見て、ただ疑問を叫ぶだけだったり、絶望の声を漏らしたり、責任を誰かに押し付けようとするものだった。動揺してる上に混乱しているためか、目の前の300を超える敵を前にして、どの様な行動を取るかという言葉は一切上がらない。

 そんな盗賊達の隙をついて、優奈は軍団に号令を下す。


「皆さん、盗賊達を捕らえてください!」


 総大将である優奈の言葉に、部下達は一斉に盗賊達の捕縛に動き出す。

 武器を向けてこちらに突撃してくる軍団を見て、やっと盗賊達は自分達の置かれている状況が如何に不味いものであるかを理解する。それと同時に、まるで落雷の様な怒声が辺りに響き渡る。


「ボーッと突っ立ってんじゃねぇ‼︎‼︎ さっさと武器を持って戦え! じゃねぇと全員捕まって仲良くあの世行きだぞっ‼︎」


 漆黒の巨馬に跨り、手には得物のハルバードを握り締めた盗賊のお頭が、ボーッと立っているだけの盗賊達に怒鳴り散らす。その余りの剣幕に、盗賊達は一様にビクッと体を震わせると、己の武器を掲げて優奈の軍団に立ち向かった。

 しかし、盗賊勢力は精々が100人程度、それに対し優奈の軍団は380人。盗賊達は単純に考えると1人で3人か4人を相手にしないといけない。さらに、彼女の軍団は自分達の拠点に急に現れた為、戦闘隊形などを揃える暇もなく、そんな状態ではろくな連携も取れやしない。

 盗賊達は有効な反撃ができないまま、次々と兵士に抑え込まれて捕縛されていく。

 かなりの勢いで仲間を減らしていく盗賊達は、時間が経つにつれてどんどんと戦力差が離れていく現状に、戦力が削がれていきほぼ壊滅状態になる。

 そんな盗賊達に、決定的なとどめが刺される。


「て、敵の襲撃だぁぁーー!」


「う、うわぁー! 丘の方からも来やがった!」


 仲間のその叫び声を聞いて、盗賊達が周囲を囲っている丘のうちの1つに目を向けると、そこには盗賊達にとっては地獄としか言いようの無い光景が広がっていた。

 丘の斜面を一気に駆け下り、その勢いのまま拠点内へと突撃してくる軍団。

 それを目の当たりにした瞬間、遂に盗賊達は瓦解し総敗走が始まった。

 手にしていた武器を放り出し、一心不乱に拠点から逃げ出そうとする盗賊達であるが、逃げ道となる場所には、すでに栄治の軍団が配備されていて、地獄から逃げ出そうとする盗賊達を番人の如く待ち構えている。

 この時、およそ9割の盗賊が敗走か武装放棄して戦意を喪失し、ほぼ勝敗は決まった。

 十数人の護衛に囲まれながら軍団に指示を出していた優奈の元に、1人の兵士が来て跪きながら状況を説明する。


「軍団長、戦況をご報告致します! ただ今、栄治殿の軍団が丘から強襲をかけ、盗賊軍は耐え切れずに崩壊、敗走を始めています。これより我々は、栄治殿の軍団と連携し、盗賊軍の殲滅にかかります!」


 報告を聞いて、優奈の表情がパッと明るくなる。

 「栄治が来た」それを聞いただけで優奈は、心がそして身体までもがスッと軽くなった様な気がした。


「報告ありがとうございます。敵もほとんどが敗走しているとはいえ、まだ油断はできません。最後まで気を緩めずに盗賊達の捕縛にあたってください」


 優奈がそう言うと、報告に来た兵士は「はっ!」と短く返事を返し、踵を返して戦場へと戻っていく。そんな彼の背中を見送った後、優奈は辺りに視線を巡らす。


「栄治さんどこにいるかな?」


 キョロキョロと首を回す優奈に、近くの護衛兵士が言う。


「栄治殿の軍団はここの対面の丘から攻撃を仕掛けた様ですので、お姿を確認するには少し距離があって難しいかもしれませんね」


 護衛兵士のその言葉に、優奈は僅かに肩を落とす。


「そっか〜……でもこの戦いが終わればすぐ会えるよね。まずは目の前の戦いに集中しなくちゃね! まだ何が起こるかわからないし」


 先程自分が兵士にかけた言葉を思い出して、彼女は気を引き締め治す。

 「遠足は、家に帰るまでが遠足」と言う様に「戦いは、自分の拠点に帰るまでが戦い」なのだ。と優奈は頭の中で自分に言い聞かせて、腕を組んでフンフンと頷く。

 戦争を遠足で例える感性が、いかにも平凡で平和な世界で育った彼女らしい。

 気を引き締め直した優奈は、油断なく戦場を見回す。すると、彼女の目に5体の騎兵が映った。その騎兵達は円形の陣を作って、得物の槍などを振り回して兵士を一切寄せ付けない。

 優奈はそれを見て、何か対策を打たなければと顎に軽く手を当てて思案する。優奈は、甘い考えだが出来るだけ盗賊達にも重症な怪我を負わせずに戦いたかった。しかし、あの5体の騎兵があまりにも強くて、接近戦闘では倒せないとなれば、遠くから矢を射って討ち取らないといけない。

 そんなことを考えながら騎兵達を注視していた優奈は、騎兵の1人が、手に持っているハルバートをビシッと一点に向けたのが見えた。その後、その騎兵は漆黒の馬を駆って猛スピードで突進し始めた。

 優奈はその騎兵の動きに、何か嫌な予感がして騎兵が突進する方向の先に目をやると、兵士と盗賊が入り乱れる人影に中に、一瞬だけ遠くに栄治の姿が見えた気がした。


「大変‼︎」


 あの騎兵達が突進する先に、栄治がいるかもしれない。そう思った瞬間に、彼女の全身がゾワっと恐怖で震え、気付けば優奈は全力で走り出していた。


「栄治さんが……栄治さんが危ない!」


 優奈は自分に出せる限界の力で走った。

 彼女のギフトの力は、身体能力強化である。その強化率はとても高く、華奢な優奈の体格でも体長3メートルほどのトロールの攻撃を受け止められるほどである。そんな彼女が、形振り構わず全力で走れば、そのスピードは凄まじく、優奈が地を蹴った跡は大きく抉れていた。

 しかし、そんな猛スピードで走っても栄治と優奈の間は離れすぎていた。5騎の騎兵の突進には栄治も気が付いたらしく、すぐに兵士を差し向けていたが、一番危険な漆黒の馬に乗った騎兵は止めることができずにいた。やがてその騎兵は、栄治の前に立ちはだかった兵士たちを大きく跳躍して飛び越えると、何の障害もなくなった栄治へ猛進していく。


「あぁ間に合わない……」


 優奈の思考が絶望の底に落ちかけている中、騎兵のハルバートが栄治の首筋に吸い込まれていく。やけにそれがスローモーションに見える優奈は、あまりの恐怖に全身が凍り付きそうであった。

 もしも栄治が死んでしまったら、そんな考えが自分の中に広がった瞬間、優奈は目の前が真っ暗になる感覚に陥る。

 自分が現世での生を終えて、再びこのサーグヴェルドで目覚め、初めてクレシオンに来た時、優奈は不安と恐怖でどうにかなってしまいそうだった。

 ロジーナから受けた説明では、グンタマーは軍団を率いて戦わないといけないらしいが、戦いとは無縁の現代日本で育った優奈には荷が重すぎた。

 まるでショッピングセンターで、親とはぐれて途方に暮れて泣きじゃくる子供の様な心理状態に陥っているときに、優奈は栄治と出会った。

 栄治は明るく気さくで、いつも自分の事を気遣ってくれる。そして、できれば戦いは避けたいと言う考えにも賛同してくれて、じゃあどうしようかと一緒に考えてくれた。ゴブリン討伐の時は、ゴブリンが襲いかかって来た時もトロールが突撃して来た時も、迷わず前に出て庇ってくれた。

 今だに優奈は、戦いはできるだけ避けたいと思っている。しかし、今回の様に困っている人が、助けを求めている人がいるのならば、その声には応え、力になってあげたいと思っている。でもこれは、栄治が一緒だからだ。彼が一緒に力を合わせようと言ってくれたから、優奈にも戦う勇気が湧いてきたのだ。

 その栄治がいなくなってしまったら、この世界は再び不安と恐怖に満ちた世界になってしまう。優奈にとって、栄治はこの世界を明るく照らしてくれている太陽の様な存在なのだ。それほどまでに、彼女の中で栄治という存在は大きなものになっていた。

 そんな優奈にとっての太陽が、今まさに目の前で消えようとしている。もうハルバートは栄治の首筋に届こうとしている。優奈はあまりの恐怖で見ている事が出来ずに、固く瞼を結んだ。そのすぐ後に、ドシャッと何か重たいものが地面に落ちる音が聞こえる。

 優奈は、栄治の首が落ちた音ではないかと恐る恐る瞼を開ける。そこには、苦痛に顔を歪めながらも、ちゃんと胴体と首の繋がった栄治の姿があった。

 奇跡的に敵の攻撃を紙一重でかわしていた栄治に、優奈はほっと胸をなでおろすが、すぐに敵騎兵が次の攻撃に移っているのを見て、優奈は再び走り出す。今の距離であれば十分に間に合う。優奈は途中に落ちていた剣を拾うと、敵の凶刃が栄治に届く前に、その間に入り込んだ。


「栄治さん!!」


 優奈は栄治の名を叫ぶとともに、全力で敵の攻撃を弾き返した。その力があまりにも強かったため、敵は馬上から転落して、そこを兵士たちに抑えられて捕縛されていく。

 優奈は脅威が去った事を確認してから、栄治の方を向いた。

 彼は極度の緊張から若干憔悴した様子ではあったが、それでも優奈に向けて笑みを浮かべた。

 それはいつもの笑みであった。見ていると不安や恐怖が軽くなり、心が温かくなる、優奈の一番好きな表情であった。


「いや〜、助かったよ優奈。君が来てくれなかったら、今頃俺の首はそこら辺に転がってい…」

「栄治さんっ!!」

「ちょっ優奈、ぐわぁ」


 優奈は気付いたら栄治の胸に飛び込んでいた。

 相当な勢いで飛び込んでしまったらしく、栄治は耐えきれずに後ろに倒れ込んでしまった。内心で優奈は申し訳ないと思いつつも、彼の事を離しはしなかった。


「や、やあの、え、ゆ、優奈? 優奈さんや?」


 困惑した様な栄治の声が聞こえてきたが、彼女はそれを無視して、逆に彼に抱きつく力を強めた。

 優奈に中には、今だに先の恐怖の残骸があった。栄治が死んでしまうという恐怖が。彼女はその恐怖を完全に打ち消す為に、栄治に抱きつき、彼の体温、呼吸、鼓動を通して彼が生きているという事を感じたかったのだ。

 そうして、栄治に抱きついていると、だんだんと優奈は、自分の中の恐怖が小さくなっていくのが分かった。彼の胸に顔を押し当てていると、呼吸で規則的に上下する胸板や、力強く脈打っている鼓動を感じる事が出来て、それがとても心地よく、まるで快晴の日差しの下で干したフカフカの布団で寝ているかの様な心地よさだった。やがて、優奈の中から恐怖がやっとなくなると、それと同時に今度は、安心からか次から次へと涙が溢れてきた。

 優奈はその涙が栄治にバレない様に、更に強く顔を栄治の胸に押し当てる。

 すると、栄治は優奈を離そうともぞもぞと動き出す。今ここで彼から離れてしまうと、自分の泣き顔がもろに見られてしまうと思った優奈は、絶対に離れまいときつく栄治に抱きつく。それに、優奈はまだ栄治から得られる温もりを感じていたかった。


「えーと、優奈さんや。これ以上は色々やばいから、チョコっとだけ離れてもらえません?」


 栄治が若干切羽詰った様な声音で話しかけてきたが、優奈はその要求を飲むつもりは微塵も無かった。


「……嫌です」


 そもそも、今この様な状態になっているのは栄治に責任があるのだ。彼が自分を置いて死にそうになるから、心臓が止まるんじゃないだろうかと思うほどの恐怖を感じさせるから悪いのだ。だからその代償として、感じた恐怖と同等の安心と温もりを自分に与えるのは、もはや義務である。

 そんな半ば逆ギレ的な思想で、依然として優奈が栄治に抱きついていると、心底困った感じで栄治が言う。


「いや〜、このままだと2人の関係に色々と支障が……」


 そんな彼の言葉に、優奈はポツリと言葉をもらす。


「怖かったです……凄く怖かったんです」


 そう言うと再び、栄治が危機に陥っている光景がフラッシュバックして、更に涙が溢れてくる。


「いなくなっちゃうんじゃないかと……栄治さんが死んじゃうかも……凄く怖かった……」


 優奈は耐えきれなくなって、声がくぐもってしまった。それで栄治は彼女が泣いていることに気付き、慰める為にそっと頭を撫でてきた。

 栄治に頭を撫でられた瞬間、優奈は心が大きく動いたのを感じた。今まで感じていた温もりとは違う、それは、そんなものよりもずっと温かくて、むしろ熱く感じる程だった。


「心配かけてごめんな優奈。でもほら、優奈が助けてくれたおかげで、俺はこの通りピンピンしている。本当にありがとう。トロールの時と今回で、2回も命を助けられちゃったな。ほんと優奈は俺の大恩人だよ」


 栄治は優しく頭を撫でながら、落ち着いた声音で言う。

 この時すでに、彼女の中の恐怖は微塵もなく吹っ飛んでいた。代わりに優奈の心の中では、胸が火傷してしまうのではないかという程の、熱い想いが吹き荒れていた。


「……栄治さんも、私の大恩人です。栄治さんがいなかったら私はダメでした……だから……だから私を残して居なくならないでください」


 彼女はそう言うと、栄治に抱きつく腕に力を入れ、彼の胸に顔を埋める。


「大丈夫、俺は優奈を残して居なくなったりしないよ。これからも、お互いの力を合わせて困難を乗り越えていこう!」


 優奈はその言葉を聞いて、自然と笑みが溢れてきた。

 いつもの彼らしい言葉だ。

 優奈が不安を感じていると、それを和らげようと少しおちゃらけた感じで言う。しかし、自分の事をしっかりと考えてくれている。そう感じさせる言葉だ。

 彼女は栄治の胸に埋めていた顔を上げて、彼と視線を合わせて言った。


「はい! これからも一緒に頑張りましょうね」


 そう言いながら、優奈は栄治と瞳を合わせた事で、はっきりと認識した。

 今の自分の中で渦巻いている、この熱い感情がなんであるかを。

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