紳士
申し訳ない、非常に申し訳ない。
さて、これから探索をするとするか…。まず、パッと見で分かる事はこの国にはライフラインは整っていて、何不自由なく暮らしているようだ。しかしながら、ここから一歩でも出るとそこは終焉の森という名に恥じない危険地帯だ。少しずつ領地を増やしていて、それによって国を広げているようだ。
ゴブリンの王国とは、ゴブリンエンペラーという人語の喋れるモンスターがいて、国には攻め込まない休戦協定を結んでいて、貿易をしているようだ。そしてゴブリンが森を警備していて、アンデッドモンスターの駆除を行っている。
といった所だろうか。全部ルシファーの情報だけどな。
そして、この国の名は光の国心美しい者が過ごす国だ。ここでは、我々を極端に恐れる者はいない。ゴブリンも普通に暮らしている、というのもあるだろうがね。しかし二度見をされるのはちょっと悲しいけどな。
そして、ここの国民によると、平均ステータスは500ほどで、人間は弱い存在のようだ。
しかしながらなんだな、人間になったら元気が無くなっている気がするよ。これが理性、という奴だろうか?
そして、今俺は国の中を歩いている。そろそろ日が沈みそうなので、宿を取ることにした。値段は1シルバー。硬貨の値はブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナ、そしてオリハルコンだ。百ずつに一つグレードが上がっていく。そして、一つの人間の家族が過ごしていくのに必要な金は30シルバー程、といえば分かりやすいだろう。結構いい宿を取っている。1日ここで過ごしてみようと思ってね。我々人外にも優しいし。
そして、私は始まりの大地に戻って、ルシファーが情報収集している間にモンスターを片っ端から狩っていた。そのおかげでレベルが70になったよ。そして、固有種でも進化はあるようで私は闇ノ王に進化した。新たなスキルは、賢者、知ル者の強化版、これのせいで結構雰囲気が変わったと思うのだが、どうかね?そして、私は擬人化の姿もやはり予想通り変わり、細身のイケメンに変わった。その代償として、さらに肌が飲み込まれるような黒に。そして、からだに緑色のラインが入った。完璧に人間ではないな。そして、黒い粉塵を纏った翼が生えて来た。こちらの方が気に入っているよ。飛べるし。
他のスキルは、使えるのは影の支配者。影を固体にしたり、自分に取り込んで増強したり、夜は最強のスキルと言えるだろう。冥魔法が禁術級に上がった。相変わらず魔法は使っていない。そして、称号は賢者と、禁術の使い手、ここら辺は魔法強化系と、頭を良くしてくれるようだ。
そして、冥府の王は冥界の王に変わった。牢屋が五つになって、泥人形が石人形に変わった。それだけだ。相変わらずの謎だ。
そして、闇の王。これは、全ての闇を把握できる。よくわからないと思うが、簡単にいうと影や、暗いところにいる者の全てがわかる。本当に全て、だ。ステータスや感情種族能力までだ。
割とチート級能力が揃い踏みだ。しかし、もう戦闘をする気はなく、この世界を楽しんでいこうと思っている。もちろん、最初の目的は忘れていないから安心してくれ。
まぁ、しばらくここで暮らそうと思う。英知は此処に有り。なぜかあのスキルが入った時にかなり多くの事を知ったのだ。すっかり暗くなってしまったな。宿屋へ行くとするか。
すると、ルシファーが部屋でゴロゴロしていた。そして、こっちをチラッと見て立ち上がった
『おかえりなさいませ、ご主人様!ご飯食べましょ!』
メイドカフェかな?メイドカフェというのは、庶民が貴族のように扱ってもらえるお店だ。素晴らしい者らしいぞ。ただし、店員は女性だがな。行ったことはないが、この世の全てを知っているぞふふふ…。
これで情報収集はいらない。ただ、この世界を楽しみ、その知識を体験することで、更に強固にする。
後、エンペラーは普通にサモンの特殊な感じのようだ。全員が全員ルシファーじゃないってことだな。
今のステータスはあなたの変貌にドキドキしている、だ。
なんか犬みたいだな。そして、この国はやはりかなり優良国家だ。税金も少ないし、王はいないが、皆幸せに暮らしている。他の国にいけないこと以外はとてもいいところだ。ルシファーもここが気に入っているようだ。家でも買おうかな?そして、ルシファーの調査報告は、この国は広いし、自然も豊かで人の心も綺麗でいい国だ!!私の統治しているところでこんなに素晴らしい国があったなんて!と感激していた。
明日は、家の場所でも探そうかな。
やっぱり、元気キャラよりこういうキャラの方が好きだ!!ってことで申し訳ない。絵面があまりにもやばかったのでしょうがないのです。