未知との遭遇
遅れてしまって申し訳ない。自転車で豪快にこけてしまいましてキーボードがしばらく打てない状況になってしまったんですよね。今はもう打てるのでガンガン頑張っていきます。
さぁて、冒険へ出ようか。己を知れば百戦危うからず、これで勝てるだろう。確証はないが気にしたら負けだと思っている。
最初の場所は、始まりの大地。終わりなき戦いの始まりと言われた場所、高レベル帯のモンスターが出て危険なためベテランの冒険者でもなかなか立ち寄ることはない。危険の多い反面、滅多にお目にかかれない宝物や上等な防具を作ることができる素材となるモンスターも多く、駆け出し冒険者の憧れの場所でもある。
初っ端から凄い所きたなぁ…因みに、これは看板を読んだだけだ。ナレーションとかではないぞ。ナレーションってなんだ…?まぁ、それはおいておけ。
さて、初戦の相手は…天を貫くような角といい、凶悪な羽とボディといい、殺すためについてそうな爪といい、牙といい、上位の悪魔っぽい。なのに妙にイケメンなのが癪に触る。親の仇とこの差はなんだろうか…
大体最初のモンスターってイメージだけどゴブリンとかじゃないのか?なんかゴブリンの親分を3秒で殺しそうな奴いるぞ。まぁ、見かけだけかも知れない。知るものを起動!!
『悪魔系モンスター、強いけど、勝てなくはない』
大雑把だな、もう使う事は無いだろう。さて、まぁ勝てなくはないらしいので怖いが戦うか。強さがわかる。そういう点では使えるのかも知れんな。さて、こちらの攻撃技っぽいのはバレット一択だ。これで相手の脳天を貫く、これで行こう。多分脳をやられたら大体死ぬと思う。
おや、相手もこちらに気が付いたようだ。まぁ、普通に襲いかかってきたって事は恐らく称号が効いてない、つまり倒すしかないな。
スキルエンペラーも一応使ってみるか。多分、確率は低いだろうな。エンペラーを起動すると、パーセンテージが表示された。
確率『2%』
うわぁ…ダメだこれ。まぁ、やってみよう。
すると、相手の動きが一瞬止まった。こちらを、見ているようだ。これ効いてるのか?いや、確率的に多分効いてないだろうな。でも襲いかかって来ないぞ?効きました!!みたいなの無いのかよ…
困惑している俺を尻目に、上位系悪魔が話しかけてきた。
「この世界に産まれて初めて私よりも強いお方に出会いました。貴方様にメロメロでございます。煮るなり焼くなり好きにしてください!!」
そういう感じに効くの?うわぁ、ゴリゴリの奴にかけたら恐ろしそうだな…この技はできるだけ封印だな。とか思っていると、スキルボードに変化があった。仲間:A『貴方にメロメロなようだ!!』
いらない情報があった気がするが、気にするな。そして表記雑っ!!Aってお前。まぁ、仲間になったことだし名前考えてやるか、と思いつつ意外とふわふわな頭に乗った。
大丈夫です。大人の小説にはなりません。安心してください。