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外見令嬢 外見執事

作者: 巨乳撲滅軍

謎解きはディナーのなんとかさんにインスパイアされました。

「お嬢様の目は節穴ですかぁ?www」

「っ……!!クビよー!クビクビ!!」


パクリはいけないと思うんです。

完全にオリジナルです。

  とある車内にて。


令「ねぇ、クレイ?」


執「…………なんですか?」

令「貴方、何歳だっけ?」


執「…………39ですけど」

令「まだ結婚しないの?」


執「……誰とですか?」

令「ほら、彼女とか」

執「あぁ、あの煩く執着してくるメスどものことですね」

令「え、なにそれ。私の思っていたものと違う」

執「では、なんですか?」

令「えーっと……好きな人みたいな?」

執「好きなだけで彼女にはならないでしょう?」

令「そうだけど……ほら!なんていうの?好きになった人と付き合ったりとか……」


執「……落とすのはいいですけど、付き合うのは嫌ですね。それに滅多に好きになった人とかいないので」

令「あれ?今変な言葉が聞こえたような気がするわ……?」

執「気のせいじゃないですか。というか、早く家に帰りたいんですけど」

令「貴方、人に運転させといてよく言えたわね!?」

執「お嬢様が逃げようとするからじゃないですか」


令「……私、なんでこいつをクビにしてないのか不思議でしょうがないわ」

執「胃袋つかまれると人間って弱いですよね」

令「うっ」

執「しかも、自分で作れないとなおさら」

令「ぐっ」

執「シェフで満足できない我が儘お嬢様ですし」

令「しょうがないじゃない!!あなたの料理が美味しいんだもの!!」

執「ていうことで、早く家に帰りましょう」

令「むかつく上に、どういうことか分からないわ!?」

執「どうでも良いことです。あ、お腹が空きました。早くお屋敷に帰りましょう」

令「貴方、会場でも食べてなかった?」

執「気のせいではないですか?」

令「そう……かしら……?じゃなくて!」


執「……なんですか。騒がしいですね」

令「誰のせいだと思っているの!?で、彼女はいるの!?か・の・じょ!!」

執「騒がしいですね。会場でのお嬢様はどこに行ってしまわれたのか……」

令「それはこっちのセリフよ!会場での従順だった執事はどこに行っちゃったのかしら!?で、居るの?」

執「ちっ……まったく、最初に言ったじゃないですか。彼女どころか好きな人すらいませんよ」

令「え、今舌打ちした!?舌打ちしたわよね!」

執「耳元で騒がしい。してませんよ……チッ」

令「ほらっ!今確実に舌打ちした!」

執「ほらほら、前見てください。前。まったく、危ない人ですね」

令「危ない人って、主人に向かって失礼ね!!」

執「前見て運転していない人に対しては普通だと思われますがね」

令「あー、はいはい!私が悪かったです~。まったく話が全然進まないじゃない」

執「お嬢様がいちいち突っ込んでくるからじゃないですか」

令「わかったわよ!煩い人ね!で、本当にいないの?」

執「煩い人って……心外ですね。それと、何回も言っていますが居ませんよ」

令「好きな人も?」

執「ええ」

令「いないのね!」


執「……何か嬉しそうですね。気持ち悪いです」


令「……」


執「……」


令「……居ないならお見合いとかしてみない?」

執「お見合い、ですか」

令「ええ、私がセッティングしてあげるわよ?」

執「無駄なお節介ほど厄介なものはないですよね」

令「煩いわね……で、どんな人がタイプなの?」

執「お金とプライベートで煩く言わない人がいいです」

令「プライベートはわかるけど……お金?」

執「はい。お金を腐るほど持っており、勝手に使っても文句ひとつ言わない方がいいです」

令「居ないわよそんな人!!」

執「旦那様は笑って許してくださりますよ?」

令「お父様何してんの!!?」

執「お金があるって素晴らしいですね」

令「うるっさいわね!貴方だってお金くらいあるでしょう!?」

執「いえ、これは結婚した後に使うお金ですから」


令「……たとえば?」

執「仕事辞めるので、ほとんど生活費ですね」

令「え、辞めるの?」

執「結婚したら辞めるつもりです」

令「結婚するの?」

執「そういう話題を出したのはお嬢様ですよ」

令「そういえばそうだったわ」

執「しっかりしてくださいよ」

令「しっかりしているつもりよ!……で、本当に辞めるの?」

執「寂しいんですか」

令「そんなわけないじゃない!でも、貴方の年齢でつける職なんて限られてるから聞いてみただけよ」

執「お金持っている人と結婚するので就職する意味が分かりません」

令「え、それって……」

執「俗にいうニートというやつになるつもりです」

令「え、嘘よね?専業主夫じゃないの?」

執「お手伝いさんが雇われているので問題ないですよね」

令「う、嘘よね?」

執「私はいつだって本気です」


令「……私の家からニートが出る……?考えられない」

執「考えなければいいのでは?今のところ結婚する相手もいませんし」

令「あ、そうなの……」

執「ええ」


令「……」


執「……」


令「……」


執「…………zzz」


令「……」


執「……スヤァ」

令「ちょ」


執「……」

令「寝ないでよ」


執「……」

令「起きなさいよ!ついたわよ!!ちょ、起きなさいって!!」

執「スヤァ」

令「着いたって言ってんでしょ!!」


執「……騒がしいですね。わかってますよ」

令「ねぇ、それでも貴方執事?」

執「それ以外に何か?」

令「クビにしていい?」

執「どうぞ」

令「即答する!?」

執「ええ、させていただきます。別に働かなくても生きていけるだけのお金はありますので」


令「……さぁ、私についてきなさい!」

執「それ、私に言ってます?」

令「当たり前よ!」

執「でも、今クビって」

令「なしよ!」

執「まったく身勝手なお嬢様ですね」

令「お嬢様だから別にいいのよ!」

執「そうですか」

令「そうよ!さぁ、早くご飯を作ってちょうだい!お腹が空いたわ」

執「あれ?お嬢様もパーティでなにか食べてませんでしたか?」

令「それはそれ!これはこれよ!」

執「はいはい。分かりましたよ……まったく」

令「何か言った!?」

執「言ってませんよ。さ、早くお屋敷に入りましょう」




あ、と、が、き。


これで『外見令嬢 外見執事』を終了します。


元々は設定だけ書いて没にしようと思っていたものだったのです。


でも、設定を細かく書いているうちに、自分で書きたいという衝動が抑えきれず書いてしまいました。


本来なら地の文が欲しいところですが、書く気力がなくあきらめました。


面倒くさかったとも言う。


気が向いたら続きを書きたい。


今度はきちんと地の文をつけて。


その次はプ〇さんみたいな絵本風に。


そのまた次はどちらかの視点で。


そのまた次は周りから見た二人を書いていきたいです。



ネタや案はあるのに書けないこの辛さ。


誰か代わりに書いてくれる人はいないかな……。


電脳プラグをつけてそのまま思ったとおりに勝手に文字が入力される時代はまだですか。


次は一ヵ月後か、一年後ですね。



            僕より。

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