表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢ノ樹  作者: 明鳥夢猫
3/11

第弐枝〜奇〜

奇妙で、滑稽な話。

 非常に奇妙だが、自宅の台所で小さなソフトクリームを作る夢を見た。


 コーンは、人差し指と親指で挟むようにして持つくらいに小さい。そのコーンを用心深くソフトクリームの出る機械の下に持っていき、レバーを捻ると、白とピンクのマーブルになったクリームが細長いラーメンの麺のようにニュルニュルと出てくる。


 白の麺はバニラで、ピンクの方は、恐らくイチゴ味だろう。麺にとぐろを巻かせながらコーンの底へ溜めていくと、段々上から下までミニサイズのソフトクリームになっていく。なぜ小さいのかは謎である。


 ただ、私の頭の中に友人達の顔が浮かんだので、友人達が来た時に渡すつもりだったのだと思う。なら尚更普通の大きさのソフトクリームでいいのでは?と思う。


 完成したソフトクリームは冷凍庫にしまった。


 奇妙といえば、こんな夢もあった。


 山の中に飛行場のような広場があって、私は父とそこにいる。広場には飛行機の代わりに、白いカプセルのような3メートル程の長くて丸い物体が横たわっている。見つめていると、急にそれが浮き上がり、ロケットのように離陸していくが、数十メートルで失速してこちらに向かってきた。


 慌てて逃げるが、その白い物体は父の頭に直撃した。父は「アイタタ」と言って頭から血を流していたけど、笑っていた。なんだか滑稽な光景だった。


 あの白い物体は、父に接触後、地面に落ちて所々汚れ凹んでいたが、不気味だったのでそれ以上近付くことができなかった。


 あの白い物体が何だったのか、中身があるのか、あったら何が入っているのか、何故飛んだのかは分からない。


 夢が覚めてしまってからでは永遠に分からない。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ