運命の出会い~ただしヒロインではない~
ワールド・エネミーとかいうのが出てきた次の日。
いや流石にイベント開始だっつってもリアルは大事だし、仕事は休めない。
そして今日はランチタイムに来るお客さんが多かった。
ちなみに半分以上が学生だったので不思議に思ってるとホールスタッフが気になって聞いた話によると学食で設備の問題があったらしく弁当以外の生徒は外で食べる許可を取れば外食しても良いのだそうだ。
んで、範囲が近所の商店街まで限定なのでMのハンバーガー屋やチェーン系のレストランは範囲から外れてしまってる。
ならば商店街の中でも結構人気のある店に行けば外れる事はないだろうと思って来たんだと。
そういう状況なので普通のランチ体制だったウチの店はホールも厨房も大忙しだった。
まぁウチは何ちゃって中華が多いから中国人とかには好まれないが日本人にはウケの良いメニューが多い。
・・・つまりやろうと思えば量産出きるのだよ。
まぁつまりは餡かけの餡なんかは幾らかは余分に作っとけば他の料理にも回せるし、余ったら自分達の賄いにでもすれば良い。
むしろ大量に作ってでも良いからお客さんを待たすなってスタイルだ。
そしてランチタイムが終わって賄いを食べた後、掃除中の事だ。
携帯端末にメールが入っていた。
開けてみると差出人は鉄鬼からで内容はSOS。
詳しくは来てから話すという事だ。
掃除と仕込みを終わらせて帰宅。
風呂掃除だけを速攻で終わらせてモンスレを起動させる。
INと同時に自分の農場で寝ていた天道蟲が覚醒する。
フレンドリストを開いて鉄鬼をコール、ここまでの時間6秒。
・・・いや俺友達少ないし。
コールが終わり鉄鬼との回線が繋がる。
「鉄鬼、どうしたんだ?」
俺の問いに鉄鬼が慌てた様子で答えてきた。
『天道!直ぐに農場を見ろ!!』
「どうしたんだよ、そんなに慌て・・・。」
『良いから見ろ!』
・・・ただ事じゃねぇな。
小屋から進化した我が家のドアを蹴破るように開けて外を見る。
拡張に拡張を重ねた農場は大まかな感覚でしか区画が分からなくなっていたが、異変は直ぐに理解できた。
『死屍累々』言葉にすればそんな感じだろう。
何時もなら軽く荒らされる程度のただの野菜はほぼ全滅している。
角の生えた兎やら毛が禿たような白い猿が食い荒らしてるのがみえる。
ただの野菜だし損害は軽微なのだが、結構イラッとくるものがあるな。
そして何時もなら害獣も狩られる実験区は阿鼻叫喚の地獄絵図・・・。
まぁそれは何時もの事なんだが、今日に限って言えば実験植物の方が押され気味だ。
まぁヒッキーで爆殺されるのはご愛嬌なんだが、害獣共の身体から黒い靄が出ているような気がする。
気になって少し観察してみると、普段よりもスピードが早い。
そして攻撃力が、ずいぶん強くなっているようだ。
ただし、攻撃されても無いのにHPが減っていってる。
あ、暁顔にぶん殴られた熊公の奴のHPが尽きた。
すると、HPが尽きたと同時に撒き散らされた黒い靄に触れた暁顔が枯れた。
暁顔はHPが少ないから仕方ない部分もあるが、それでも相討ちに持っていかれるのでは少し押されるのも分かる気がする。
・・・まぁ枯れた所で『超速夏草』が死んだ熊公を高速で肥料にして育ち、腐り地面を肥やす。
そしてその栄養分を吸った暁顔の種が芽吹き暁顔・覚醒種が生えてくる。
その数、20輪。
数の暴力VSバーサー熊か。
これ決着つくのか?
そして危険区では何時も通り・・・とはいっていない。
むしろここが一番違う。
ガトリング・バナナの樹が折られている。
マッスル・アップルの樹は無事だが、実は9割は食害されて腐っている。
この2つが被害を受けた事なぞ記憶になかった事だ。
そしてそれの元凶が『アレ』なんだろう。
黒い身体を持つ馬だ。
ユニコーン・・・ではないようだが角が生えている。
牛のようだが、巻き角で槍のように前に突き出て生えている角と赤く光る鬣、そして黒い身体という組み合わせは・・・・。
「なんか厨2くせぇ馬だな。」
『は?』
鉄鬼が『意味が分からない』的な声を洩らしたが、それは置いておいて。
まぁ厨2臭くはあるが格好良いかどうかと聞かれると格好良いという事にはなると思う。
今は葡萄ウッドゴーレムと戦っているが、馬の方が優勢だ。
むしろかなりの重量のゴーレムを吹っ飛ばす程の威力の突進は脅威の一言だろう。
しかも黒い靄を纏っていない事から察するにアレが素なのだ。
面白い・・・そう俺は思った。
そしてあの馬が欲しくなった。
いやね?鉄鬼が農耕馬乗ってるのが羨ましくて農耕馬買ってみたんんだがね?
どうも鉄鬼の農耕馬は最速取得の産物らしく、体躯が普通の農耕馬よりも2周りは立派なのだ。
ちなみに普通の農耕馬は重量級装備(対魔盾と大斧)した俺を乗せて走った瞬間に背骨から嫌な音を立ててコケた。
次から軽装で乗ろうとしても逃げるので馬刺しにしたのは内緒だ。
鉄鬼の農耕馬よりも立派な体躯とあの突進力。
生きの良い獲物でもあるし、楽しめそうだ。
ウッド・ゴーレムの腕が音を立てて折れた。
あそこまでいくとウッド・ゴーレムは活動を一時停止するだろう。
そこへトドメと言わんばかりの突進を叩きこもうとゴーレムへ突き進む黒い馬。
大盾をアイテムボックスから取り出し、その突進を受け止める。
腰ミノの後ろに差している『殴れるナイフ君・真打』を抜きながら黒い馬へ宣言する。
「お前、今日から俺の馬な!拒否権ね~から!!」
作者「ふぅ・・・ブラッド・ボーン楽しみだなぁ。」
天道「まて、BFは?」
作者「いや、ブラッド先やっとかないと過疎化したら嫌じゃん。BFはなんだかんだで廃人が居座り続けるから長く安定するだろうけど、血はフロムゲーだぞ?何かしらのバグや最初の糞調整に定評があるんだから最初からやっとかないと人ががが。」
天道「駄文しかかけないお前が言うな。」
作者「サーセン。@この黒い馬の話が終わった@ちょっとした蛇足と小話を2つ程書きたいと思ってるんですが小話の内容は何が良いかな?」
天道「感想に書いてくれたら作者が独断と偏見で2つ程採用するから良かったら書いてやってくれよ。この馬鹿が自分で決めれば良いものを・・・。」
作者「だって俺が考えて書くと明後日の方向に大暴投する自信があるもん。そして栞がごっそり減って、初めてモブにバクスタ喰らった時のような衝撃を味わう俺の身にもなれ!」
天道「自業自得だ。」
作者「あ、読者様からの感想は毎回チェックしてます。感想返しできてないけど励みになってます!」
天道「この馬鹿、ダメージ耐性だけは高いから多少糞野郎だとか言った所でへこたれないから容赦なく切り込んでやってくれ。」
作者「苦言を言ってくれるのは有り難い事だよ?メンタル弱いからとかムカつくからって理由だけで聞かないのは駄目だろ?
・・・まぁただの悪口は消すんですがね。」
天道「お前が初めて消したアレか。」
作者「あぁ『こんな作品を見る価値がない』ってだけ言われたアレだ。・・・いや駄目出しなら良いんだがな、これ言われても『じゃあ見るな』としか返しようが無いじゃん。」
天道「世知辛い世の中よのぅ。」




