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農民Play!  作者: オグズウェル
ハンターズPlay!
74/93

火(筋肉)達磨~達磨さんが転んだ~

とりあえず見える範囲に敵は居ないな。


「糞が!放せよ、このゴリラ!!」


あら一応生きてたのか。

左手の奴はHPバーが砕けたから消えたんだが、存外しぶといんだな君は。


まぁもっとも、俺の無駄に高いSTR補正をモロに受けてる握力から逃れる術が無いのか軽く暴れるだけだ。

正直、(こい)の方が暴れるんじゃね?って程度なので存在感が薄かったよ。



「はっはっは!もやしっ子め。

とりあえず魔道書読んで魔法使って『俺TUEEE!』したいなら最低限の身体能力は必須だろうに。

そんなだから農民にボコられるんだ。

悔しかったらバランスの取れた食事と適度な運動と質の良い睡眠をとって出直してきな!」



「言ってる事は正しいんだろうが、農民関係無くねぇ!?」



「・・・。

俺のこの手が真っ赤に染まるぅ!脳みそ掴めと轟き叫ぶぅ!!」



メキメキと軋みを上げる右手君(仮)の頭蓋骨。

農民が関係ない?いや関係あるさ!

野菜は農家の人達が作ってる!だから関係ある!!


屁理屈?暴論?なんとでも言うが良い!

だが反論は赦さないぃぃい!


口封じ(物理)を敢行してしまえば問題ないのだよ!

剣山メリケンを取り出して左手に装備!!


「ばぁぁく熱!熊手!フンガァァアアアアアア!!」


爆発しないかわりに頭を擦ってあげよう!





剣山でなぁ!!



「んぎゃぁあああああああ!?」



ついでに禿てしまえ、つかこのゲーム始めてスキンヘッドの奴を俺以外見たことないんだが・・・。


禿仲間は居ないもんかねぇ?とか、くだらない事を考えていると。



「!?天道さん!左!」


ジャック君からの警告への反応として右手君を盾にするように突き出す。

瞬間に爆音を衝撃、そして右手に針で刺されたような痛み。


炎系統の魔法、それも中級クラスか。



それが2発。



「回避してください!!」



うん・・・無理だわ。



ジャック君かアンソニーなら避けれるんだろうが、生憎と俺にそこまでのAGIは無い。

仕方ない、これを使うか。



アイテムボックスから取り出し易い位置に登録しておいたアイテムを取り出す。

それは所謂『タワー・シールド』と呼ばれる大盾だった。



ミハエルからお土産として貰った魔喰い獅子『マナ・イーター』の牙と鉄と魔鉄鋼を主原料とし、生み出されたこの盾。

『試作型対魔の盾』という固有名称が付いた特徴的な(ユニーク)武器である。


総重量40kgというアホみたいな重さのせいで装備できるのが俺と鉄鬼くらいしか居ないという問題児・・・いや問題盾だ。


ちなみに鉄鬼も『重すぎる』といって気楽に使える耐火鉄板を盾の代わりに使っているので装備してるのは俺しか居ない。


----------------------------------

name:試作型対魔の盾

class:大盾

魔を退ける盾の試作品。

対魔の能力が上手く機能していない。


AP+80 DP+80 重量40 打撃属性

『魔法攻撃耐性・30』『STR上昇・小』『VIT上昇・小』

-----------------------------------



ちなみに30って数値は下級魔法の平均的な威力くらいだ。

つまり中級魔法なんて防ぎきれる筈は無いのだが、そこはそれ。




自分のVITを信じて!いざ!!



「特攻じゃぁああああああ!!」



盾を構えながら前に走る。


爆音と衝撃が盾を通り俺に伝わる。

俺のHPバーも回復していたのだがイエロー・ゾーンまで持って行かれた。



「天道さん!進路を右に修正してください!!」



ジャック君からのルート指示を聞き少し右に向かうように走る。

また衝撃とダメージ。


視界の端に見えている自分のHPバーはまだ健在。


走る。



「進路そのまま!思いっきり行ってください!」



その言葉を信じて走る足に更に力を込める。


盾にまた衝撃。

だがHPの損耗は軽微だった。

むしろ衝撃も軽かった。



切り替えたのか?

と、身体中に痛みと熱気が真相を教えてくれた。


DoT型の魔法に切り替えたのだ。

やってくれるなぁ!


DoT・・・ダメージ・オブ・タイムつまりは時間経過でダメージを負う状態異常みたいなもので、毒でジワジワやられたり、某記録のホニャララの主人公が使った電気玉のようなものだ。



俺の今の現状を見る限り絡み付くような炎で焼かれてるといったところだろう。



まったく小賢しい!



「そこです!思いっきり!!」


「うオォォォおおおらぁあああああああああい!」



ダッシュで得た速度と盾と俺の重量、それを以ってジャック君が指示した場所に突っ込んだ。



死ねぇ!!




と、同時に返ってきた手応えは人のソレではなく。







なにか硬い物の感触だった。





「ナイスですよ!天道さん!!」



その言葉の意味を俺は突っ込んだ拍子に転んだ体勢で知った。




・・・・・・突っ込んだの敵の城塞じゃん。




つまりは




俺、破城槌の代わりにされました・・・・。



もうちょっとさ、疑った方が良かったかもしれないな。

作者「仕事で予想外がありすぎて書く暇がねぇ・・・。」

天道「まぁ慣れたバイトちゃん達が卒業するシーズンだしな。」

作者「本当はさ、もう4章の終盤を今頃書いてる頃だと予想してたんだよ。まさかここまで延びるとは思わなかった。」

天道「プロットも何も書いてないお前が悪い。」

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